ネット界にはどんなに高いセキュリティーソフトもまったく役に立たない悪意が存在するのをご存知ですか?
この悪意からあなたを守る手立てはただ一つ、あなた自身が知識を身につける事です。
と言うわけで、ここではどんなに高いソフトも役に立たない悪意、ネット詐欺やストーカーについてのお話しをしますね。
本来なら、このような事は当サイトの言う”セキュリティー”の範
疇外なのですが、知っておくにこした事はありませんからね。
ここではまず、不特定多数をターゲットとした ”ネット詐欺”の中でもとりわけ被害の大きな債権回収詐欺
を
とりあげてみましょう。
債権回収詐欺。
聞きなれない言葉ですが、その多くは、 「有料サイトの利用料
が期限を過ぎているのに振り込まれていない。今すぐ払え!」
といった内容の、脅迫じみた文面のメールがある日突然、貴方
のメールボックス届けられます。
差出人は債権回収業者。
ちなみに債権回収業者は、たとえば、あなたが消費者金融でお金を借りたのに返さなかった・・・なんて場合に、その消費者金融に変わって取立てをする人たちです。
メールには、払わなければ家に押しかけるとか、裁判を起こすとか、近所の
人や、職場にも請求するなどと書かれていて、しかも払えない
金額ではないので、有料サイトなど利用していないにもかかわ
らず、恐ろしくなって払ってしまう人がいます。
ですが、こういったメールは、適当に入手したアドレスに送りつ
けているものなので、基本的には無視するのが一番です。
無視をしている限りは、実際に取立てる人間が家まで来
たり、電話がかかってきたりすることは、まずありません。
ですが、何らかの事情でHPなどに電話番号を記載している人などには、直接取り立ての電話がかかって、しかも名指しされることもあります。
ちなみにあやの家に取立ての電話がかかってきたときがあ
ります。
そのときのあやの対応は、
「前にも同じことがあり、警察に、次に電話があった時は、連絡先を聞いておくよう言われたので、会社の名前と住所と電話番号を教えてくれますか?警察に相談した後、連絡しますから」
と、返答。すると詐欺相手の対応は、
「警察へは、正式な書類をこちらから送っておきますので、警察署の電話番号と担当者の名前を教えてください」
などといかにも善人っぽく返してきた。ですが
「生活安全科の方ですが名前はわかりません」と答えた途端、
「そんな事では、こっちから連絡できないだろうが!!」
と、やたら威圧的な態度に豹変。
しかしここでおびえてはいけません。
「ですからこちらから連絡しますので、会社の名前と住所と電話番号を・・・それから振替口座を教えてください。」
と、さらに続けて問うと、
「時間がかかれば、その時間分も利息追加するぞ?!!」
等と怒鳴りだす始末。
「それが、正当な請求でしたら・・・・。あ、ちなみにこの会話は
念のため録音いてますので・・・・」
と、答えたところで、ガチャンと電話は切れました。
このような詐欺、 「ひっかったりするわけない」 と思っていても、意外に被害者が多いんです。
このような不当な請求を、一度でも受けてしまったり、メールに書かれた電話番号に電話を
したりすれば、脅迫は増徴します。
最初はメールの請求でも、脅迫相手に一度でも電話をしてしまうと、相手に電話番号を知
られてしまい、次からはメールではなく、直接電話がかかってく
ることがあり、その電話で相手の脅しが怖くて、詐欺と言う事がわかっていても、お金を払ってしまうケースが増えています。
ですがこのような場合は、即座に警察に連絡しましょう。
繰り返しますが、ネットでの詐欺メールでは、貴方が反応を示
さない限り、実際の取立人が家にやってきたりすることはまずありません。
ですから、気兼ねなく詐欺メールは無視してください。
それでは、なんとなくすっきりしないと言う方は、警察に連絡し
てくださいね。
あ、ちなみに、裁判所から葉書ではなく封筒が届いた場合だけは、無視してはいけません。
使ってもないサービスを使ったといって、悪徳業者が本当に裁判所に訴えるパターンが増えているからです。
このような場合は放置せず、裁判所に問い合わせる必要があります。
送られてきた封筒に書いてある電話番号は嘘が書かれている可能性があるので、NTTの番号案内で裁判所の電話番号を問い合わせ、その番号に電話をかけましょう。
万が一本物であった場合は、「この訴えは無効だ!!」と、裁判所に訴え返さないと、相手の言い分を認めた事になり、支払いの義務が生じますのでご注意ください。
なんにしろ覚えのない請求にお金を払ってはいけません。
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