次に、不正アクセスについてお話しましょう。 (オレンジ色の文字にマウスをのせると、解説を表示します)
インターネットをしている時、貴方のパソコンがネット上にあるサイトなんかを見れるように、そのルートを逆にたどって、第三者が貴方のパソコンに侵入できる事をご存知ですか?
俗に言う”不正アクセス”ですが、一般にハッカーやクラッカーと呼ばれる人達の多くが、この不正アクセスを行います。
ネット接続しているパソコンは、ほんの少し知識のある人から見れば、その辺の路上に電源を入れたまま放置してあるパソコンと同じようなもで、このような状態のパソコンの中を覗くのは意外と簡単なのです。
しかも、ただ覗かれるだけならまだしも、個人情報、つまり、貴方の住所や氏名、クレジットカードナンバーを奪われたり、パソコンを壊されたり、他にも、貴方のパソコンをのっとり、遠隔操作で他者への攻撃に使う事さえ出来るんです。
このような場合、被害者のほとんどは自分のパソコンが操作されている事に気づきません。
ここで、 「そういった攻撃の対象になるのは企業なんかで、一般人が狙われる事なんて、普通はないでしょ?」と考える人も多いでしょうが、それは間違いです。
ゲームと小説しか入ってないあやのパソコンにさえ、少ない日で一日3回から5回くらい、多い日だと、一分に2回くらいの間隔で、不正アクセスを試みた痕跡が残っています。
とまあ、長々書いてきましたが、この章で覚えておかなければならない事は、
「攻撃者は、ネットにつながっている不特定多数のパソコンにアクセスを試み、ガードしていないパソコンを見つけたら、すかさずそのパソコンへ侵入する」 と言うこと。
ネット上をさまよっていると、悪意ある第三者に乗っ取られたホームページや、パソコンをよく見かけますが、その攻撃に使われているパソコンのほとんどは、自己防衛を知らないパソコン初心者や、ネット界を甘く見た人のものばかだという事を、忘れないでくださいね・・・。
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