ここでは、発見されたウイルスの概要に、
「 ワームによりコンピュータのシステムが改変された場合には以下の方法でシステムの修復を行う必要があります。」 と書かれていた場合の対処方法を簡単に説明します。
まずは、ウイルス名をクリックして開いたページ内に書かれた「感染確認方法」をよく読んでください。
”ウイルスが発見された=ウイルスに感染している” というわけではないので、ウイルスが発見されたものの感染はしていなかったという場合は、ここでウイルス駆除終了です。
ですが、感染していると判断した場合、もしくはどちらとも判別が付かなかった場合は、システムの確認をしましょう。
まずは、「トレンドマイクロ ダメージクリーンナップサービス」を利用出来るかどうか、対応可能ウイルス名とご自分のパソコンから発見されたウイルス名をてらし合わせてください。
このサービスが利用できるようなら、このサービスを使い、改ざんされたシステムを元に戻します。
ですが、ウイルス名が該当しないようなら、表示された手動削除手順を読み、手動でシステムの修復を行う必要があります。
手動駆除は基本的にレジストリ値を削除するものですが、初心者は、ここに書かれた”レジストリ”という言葉の意味さえわからないでしょう。そんな人は、手動削除手順を見て
「意味がわからない = 絶対素人には不可能な高等な技 」 と思い込んでしまうようです。
でも、実のところは、セーフモードの起動もレジストリ値の削除も、意外と簡単。
なのに、「どうせ私には無理だー!!!」という余計な思い込みを持って説明を読むものだから、説明が頭に入らない人がほとんど。
ですから、まずは ”難しい作業のはず” という先入観を捨てて、セーフモードの起動方と、 レジストリの削除方をじっくり読んでみて、自分にも出来ると思えば、手動削除を実行してみてください。
ちなみに、「市販のソフトを買えば、こんなことせずに済む」と勘違いしている人も多いですが、 市販のソフトでも無料のソフトでも、この作業は必要ですからね。
とはいえ、レジストリは間違った値を削除してしまうと、パソコンが起動しなくなることもあり得ます。 ですから、「やっぱり難しくって、私には無理!」と思う方は、市販のソフトを購入して、サポートセンターで適切なサポートを受けてください。それが安全で確実。
あと、「今までの説明を読んでも、システムの修復以前に、ウイルス駆除の方法もまったくわからん」って人や、あんまりにも多くのウイルスや悪質なウイルスが一見つかった時などは、潔くパソコン本体を初期化してしまいましょう。
初期化の仕方は、買った時の説明書に書いてありますかね。
以上で、システムの修復方法の説明は終了です。
完全に駆除できたか知る為、マイコンピューター にチェックを入れ、もう一度パソコン全体をスキャンしましょう。
このとき、下準備の段階でフロッピーやCD-R等に保存した大 事なデータをパソコン内にセットし、一緒にチェックしておいてく ださいね。
ここで、
「さっき削除したはずなのに、また同じウイルスが発見された!」 って場合があります。
そんな時はまず、インターネット一時ファイルを空にしてください。
そして、ウインドウズXP,MEをご利用の方は、システムの復元・・・ つまり、パソコンが自動で残したバックアップ用のファイルの中にウイルスが存在している可能性が高いですから、このシステムの復元機能を無効にし、保存しているデータを破棄します。
ウイルスが発見されなければ、ウイルス駆除は終了です。
お疲れ様でした~。
|