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メモリ増設顛末記

ここで紹介することはメーカーや私本人が保証しているわけではありません。書いてある通りにしても相性その他の問題で必ず動作するとは限りませんので、覚悟のない方は実行しないで下さい。

 メモリが安いですよね。だけど、

BBレシオがそろそろ上向きだした

そうですし、日本の半導体メーカーが減産したりしてます。それで値段もそろそろ安定するらしいんで、早めに行こうということで7/9にメモリを買いに行ってきました。

 最初は8MBSIMM一本だけ買おうと思っていました。ちょっと変ですね。ペンティアムパソコンは2本一組で増設しなきゃいけないのにね。実は98で使っていた8MBSIMMが一本余っていたんです。

 で、日本橋(大阪)をウロウロしていますと。結構高い。8MBで1万数千円。こんなもんかと思ってDOV/S自作系の店に入りますと。8MB/70nsパリティ無しで

5300円

…なにぃぃ!!

 こんなに安いんなら何枚か買っていこう。と思い2枚じゃ家の98用が無駄になるので、3枚購入することを決めました。これなら98用と

相性が悪くても2枚は使えるだろう

と言う計算です。後になってこの判断は結構当たりでした。

 しかし、僕が初めてメモリを買ったときは4MBで2万7000円。次は8MBで4万円だったぞ。どうなってるんだよぅ。今4万円出すと…。

 いざ買おうというとき、僕の前にいた大学生風の男がなんと32MB×2も

(<これだ!4万数千円出すとこれだけ買えます)

いっぺんに買っていたので、僕に対応する

店員のテンションが低い

感は否めませんでした。まあ24MBのメモリを15900円(税別)で買えたのです。やったね!

 家に帰ると早速増設だ。98とDOS/V(同然どちらもエプソン製)の蓋を開け、SIMMのやりとりをして電源ON!メモリカウント32***KB。まあ、

メモリの増設など造作もないこと。

少しばかりソフトをいじって異常なしと判断。蓋を閉めました。

 いざ本格始動だ。と思った矢先。

「レジストリが壊れています云々。」

なにぃぃ!!!これはいつぞやの「2枚のSIMMを1本のスロットに挿せますよアダプタ」をつけたときと同じではないか!蓋を開け、98用と混在させていたバンクのSIMMを元からついていた4MBのSIMMと交換。メモリカウント24MB、ちゃんと動く。

 ということは怪しいのは98用8MBSIMM。原因はパリティピットだな。今日までパリティが有るのか無いのかよく分からなかったけど。

パリティあり・なしを同じバンクに共存させてはいけなかった

のか…(<当たり前)。ちなみにアクセスタイム60nsと70nsは混在可能です。ただアクセスタイムは70nsで統一されるけど。また違う容量のSIMMも混在可能です。少ない方に合わせられちゃうけど。つまり4MB+8MBだと合計8MBになります。

 24MBで我慢するか…。待てよ、この「2枚のSIMMを1本のスロットに挿せますよアダプタ」を使って「パリ無し4MBSIMM×2+パリ無し8MBSIMM」を一つのバンクに入れたら動くんじゃなかろうか。実際にやってみると動いた!これで32MBだ。

 実際、「2枚のSIMMを1本のスロットに挿せますよアダプタ」は

結構おっきい

ので、デスクトップである家のAT-6500にはきついんですが、無理矢理つけてあります。

 さて、レジストリが壊れています。とか出てなにも被害はないのかともうしますと。実はハードディスクの検査をするとエラーが出ました。修復されて大したことはなかったのですが、FATなんかが壊れるとハードディスクの中身は

お釈迦

になってしまうので、皆さん気をつけましょう。
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