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入試現代文の罠

いくら参考書で設問を解くテクニックだけ身につけた「つもり」になっていても、根本的な読書不足のせいで本文の内容を読んでも理解することができなかったら、さっぱり問題は解けない。
語彙や漢字が足りないのでは本文をまともに読めないし、記述解答もまともな内容のものを書けない。
どれだけ読書量をつんでいても、「現代文は個人の意見を述べる場なんだ」と現代文という教科を勘違いしてるようでは点が取れない。
基礎的な方法論を身につける参考書をやっていても、その後過去問で訓練を積んでいなければ経験不足で実戦的得点力は身につかない。

この4本柱を密接に関連付け、本番入試まで絶えず倦まず繰り返すこと。現代文の力をつけるためにはこれしかない。

[現代文の勉強における危険]
例えば、「現代文は誰にでも分かる!」であるとか「現代文にも公式がある!」というようにセンセーショナルにアピールすることで
現代文をあたかも「わかりやすいもの」であるかのように信じ込ませる風潮である。
設問テクニックをあてはめるだけで解けるような安易な入試問題も一つや二つはあるかもしれない。(講師が捻出した「テク」に合う問題ばかり選んでるから解けて当然だという説もあるが)
だが参考書で設問テクニックばかり身につけたつもりになっていても、初めて目にする問題文の内容を的確に理解するという根幹をおろそかにしたのでは、現代文の成績は安定しない。

こうした風潮というものは、入試現代文の現実から目をそらし、自分が信じ込みたい「幻想」を現代文に投影するだけにすぎず、
なんら入試現代文に対応する力をつけることにつながってはいないのである。もちろん現在の現代文講師すべてがすべてこういう人ばかりではないことは言うまでもなく、
現代文の現実を十分理解して良心的に指導する講師もいるのであるが(大抵、そういう現代文の難しさをわきまえた講師は必然的に厳しくなるので毛嫌いされがち)、
さきほど述べたような、受験生の不安を見抜かして、甘い言葉でそこに付け込もうとする現代文講師もいるのが現実である。
受験生は、こうした現状があることをよく踏まえたうえで、甘い言葉で人をつるような講師・参考書は避けていかねばならない。
こういう甘い言葉につられると、最終的にひどい目に遭うだろう。そういう結果になったとしても、それはそういう勉強法を選んでしまった自分の責任である。


Q, 現代文と格闘が評判みたいなので買ってみたんですが
あれは、みなさんはちゃんと段落の要点を書いたりしてすすめてるのでしょうか?
この本に要点を書いていくようにとかかれていたもんで・・・
要点とか書いてたら時間かかってやばいですよねえ?

A 648さん
その作業をすることによってこそ、力がつくのではないでしょうか。その作業をキチンとやってる人は、実はそんなにいないと思います。
でもだからこそ、「偏差」値が上がるのだと思いますよ。要するにやると良いと解ってて、人がやらないことをキチンとやる人は
「偏差」値が高くなる。とまぁ、そうゆうカラクリなんですわ。
A, 652さん
要するに現代文って、真面目に地道にやるしかない教科なんだよね。
でもそれがとてもつらいからみんな横道に逸れたがるんだろうな。

点数(偏差値)を上げるには地道に真面目にやるしかない

でもそれがとてもつらい、めんどくさいのはイヤ
なんか楽な方法無いっすか?

「現代文には公式がある!」

神様キタ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━━ッ!!

…と、釣られるわけだ。


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