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現代文参考書

高橋廣敏の現代文記述問題が面白いほどとける本。
買ってやってみてるけど、記述への導入にはいいと思う。 他の本と比べてとっつきやすさはあると思う。薄いし。 ただ、問題演習量が4題しかないので少なすぎる。 これやったら即座に過去問へ入るのが吉と見た。

消去法の欠点に言及してる部分は、 主体的な読解を心がけるように奨めていてちょっと好感がもてたよ。

大学受験のための小説講義とか、石原千秋の本に比べると テクニック的で背景知識に関しての言及がほとんどない。 しかし解くために文章の構造をとるテクニックは簡潔にまとまっているので、 この2つで相互補完するといいかも。 自分なりのやり方がある人の頭の整理にも使えると思った。

読み方と解き方の、すごく初歩的なことから書いているので、現代文の勉強のとっかかりにはもってこいの本だと思いました(現代文の偏差値58の僕には、これくらいがちょうどいい)。 現代文の本の中には、妙に凝った解き方を教えている本(たとえば、船口の本とか)があるけど、ああいうのに比べると解き方がシンプルで、より実践的だと思いました。 かなり気に入りました。現代文の参考書のダークホースじゃないかな。

「入門編 現代文のトレーニング」 堀木博禮 Z会
1.この本は凄い! 第一問は「やさしい評論ぽい」と思い読んでいると 設問が「文章を3部分に分けよ」(6段落しかないのに)。何だか授業 でやることと大して変わらないなあ…などと思っていると、そこから 怒涛のように降り注ぐ解説にカルチャーショックを受けた。ちなみに フィーリングで回答した答えはまるっきり間違えていた。その間違い の根拠も詳しい説明により理解できた。この本は違う意味での「入門」だよ!

2.堀木先生の参考書、河合塾シリーズや田村シリーズと並んで ごまかしの無い本当の現代文の力をつけるいい参考書なんだよなぁ.ただ惜しいかな、この参考書『入門編』と謳ってるけど 本当の現代文初心者にはキツイだろう、という気もする。 解説の量に圧倒されて( ゚д゚)ポカーンとしてしまうだろうな(w 現実的には、偏差値50〜60台近い人じゃないとついていけないかも。 (『Z会必修現代文』の方もそうかな)でも、それについて行く覚悟のある人には、 ちゃんとそれに見合った成果がついてくる参考書だということも確か。

3.堀木先生の入門編を入手しました。少しやってみましたが、感動! いかに私が基礎をおろそかにして難問に手を出していたか 思い知らされました。(もっとも、この本も結構難しいですね) そして、改めて「記述編」の第二問(レーザーディスクのやつ)を 読み返したのですが、自分がこの文章を全く正反対に解釈して いたことが判明! 記述編第二問がクソなのではなく、クソは自分のほうでした。

『田村の現代文記述問題解説』
「記述解答の作り方」に完全に特化した参考書だからそこが好き嫌い分かれるかもね。 田村シリーズ(ないしは他の方法論参考書)をあらかじめやってあることが使用するうえでの前提かも。ただ、解答の作り方は非常に上手い。 特に東大の記述解答の作り方のコツを、実例を使って巧みに説明してある。 東大・京大・旧帝大の過去問にとりかかる前に必要な部分だけやっておくとよいかも。 「内容の解説がないとどうしてもイヤーン」って人は、 『得点奪取現代文―記述・論述対策』(河合出版)の方を使うといいのでは。 これも東大・京大・旧帝大の過去問を中心に集めたもの。

『田村のやさしく語る現代文』
は 本当に現代文の初歩から中堅私立大レベルまでが対象で、 入試現代文へのとっかかりをつかむのに最適の参考書です。 ただ、5問しかないので、これを終えた後は他の参考書で練習を積んだ方がいいかもしれません。

『入試現代文へのアクセス』
は基礎レベルの問題を集めたもので 語彙や内容解説が充実しています。やさしく語る→アクセスと組み合わせるのも効果があるでしょう。

船口の現代文<読>と<解>のストラテジー
完全に東大に狙いを絞ってる参考書という感じがする。ある程度できることが前提とされている参考書なので、初学者の人が手をつけても手に負えないと思う。 記述模試で偏差値60が最低でも必要か。特色としては、文章の内容の構造のつかみ方を図示している点と 記述問題の解答はポイントごとに区切って反映させる、というのを徹底している点だろうか。 ただ、これらは別にこの参考書だけの特別優れたやり方ってわけじゃないけどね。問題は7問だったか8問だったか。 問題に入る前にいろいろ現代文のことについて彼流の前置きがされてるのだけど、 これは好き嫌いが分かれそうだ…なんか「帯に短し たすきに長し」って感じの微妙な参考書だなぁ…

『入試精選問題集 現代文』(河合出版)
昔から定評のある問題集。構成は、例題4問×演習問題30問。 国公立を意識した記述問題が主の問題と、私大を意識した客観問題が主の問題とが、ほぼ半々の割合で入ってる。全部やるとおそらく時間がかかりすぎるので、自分に必要な部分を適宜選んでやるのが正解か。問題文の出典は今から見るとやや古めの気もするが、まあ王道。河合塾の参考書の伝統に漏れず、解説が非常に充実しているのはすばらしい。方法論習得系の参考書を一通り終えた人向けの、演習用問題集。 対象は旧帝大・国公立・難関私大志望者向け。

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