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MML基本編 第2回「音の長さを指定しよう!」


さて、第1回ではドレミ・・と休符について説明しました。
今回はもうちょっと奥へ突っ込んでみようと思います。

そもそも音というのは3つの性質でなりたってます。

 高さ・長さ・強さ

この3つだけです。

高さについてはさっきも述べたように、ドレミ・・・で表していますのですぐできますね。
しかし、ただドレミを並べるだけだと単純な音の並びになってしまいます。

そこで今回は音の長さについて述べます。

第1回で書いた「かえるのうた」のMMLは、4分音符というもっとも基本的な長さの音符で構成されています。
「4分」とは、もともとあった長さを4つに分けたということです。
つまり、4分音符の4倍の長さの音が存在し、それは「全音符」という名前の音符です。

これの書き方は簡単。

と書くだけです。

本当に音符に「1」とつけるだけで普通の4倍あるのかどうかMidiにして収録しました。

MMLは

と入力しています。

4倍分にきこえますかね?

実はこれから書くMMLの音の長さは全部数字で表記しています。
そして、先に説明した全音符をいくつに分けるかで音の長さが変わります。

全音符を2分した長さ(4分音符の2倍)なら

全音符を8分した長さ(4分音符の半分)なら と、全部数字で音の長さを決めています。

ちなみに何も書いてない状態(初期設定については後ほど説明)では自動的に全部4分音符になっています。

しかし、ずっと4分音符以外が続く楽譜もかなり多くあります。
そんなときは、音符の前に

と入力し、そのあとの音符は数字をつけないでみてください。
↓のMMLは最初になにも数字をつけず、途中からL8をつけてならべてみています。
どうです?最初に4分音符なのがL8のあと自動的に8分音符になってたのわかりますか?
これをうまく使えば、楽譜の文字数を減らすことができ、また楽に入力もできるようになります。

さて最後に実践で「かえるの歌」でちょっと足りない部分を加えましょう。

「かえるの歌」の最後は「ゲロゲロゲロ・・・」でしたよね。
そこだけ8分音符にしましょう。

↓は日本語楽譜です。
これを練習に使ってみてください


  MML
かえるの歌A


次回は音の強弱について述べます。

著:kunkun 編集:勇吹