remove
powerd by nog twitter
将棋上達学校 対左美濃の藤井システムとは?
左美濃の理想形に組まさないことが大切 TOPへ戻る

まずはじめに左美濃について説明をしておきましょう。
左美濃は名前のとおり、左側に囲う美濃囲いです。居飛車が使う囲いですが 特に右銀を引き付ける「4枚美濃」は振り飛車の美濃囲いを上回る堅さです。
左の図は振り飛車の作戦負け。居飛車に十分組まれ、振り飛車側の飛車も8筋に釘付け 状態です。この後、△6四歩、▲同歩、△同角と1歩交換されて居飛車ペースです。
振り飛車側が勝つには、この居飛車側の理想形を阻止する必要があります。


左の手順は藤井システムです。藤井プロの研究により、左美濃側は現代では理想形に組めない 状況です。一気に攻めつぶすということはできませんが、いつでも左美濃の玉頭から仕掛けることができるので 振り飛車側が勝ちやすい将棋です

ポイントとしては
@ ▲3九玉型にする。
A ▲4七金を上がらずに▲3六歩・▲2六歩・▲3七桂を急ぐ。
B △4四歩を突かれる前に▲4五歩と位を取る。
です。

☆彡 補足
rbさんのご指摘により、棋譜を追加しました。現在は居飛車側の工夫により 早く△74歩と急戦の気配を見せることによって、▲2八玉型を強要し上記の 変化を避ける指し方があります。
関心のある方はご覧下さい。→ 第13期竜王戦第7局


TOPへ戻る