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こんなときどうする?

☆彡  相振りの変化
後手が早くから△3六歩から△5五角としてきたら、どう指せばいいのでしょう? TOPへ戻る

【第1図】
後手が△3六歩から△5五角としてきました。
先手はどんな方針で指せばよいでしょうか?

私は▲6八玉を選びます。
対して後手の手は2つ考えられますが、どれも1局だと思います。 後手の手はあまりよい手とは思えませんが、とがめるまではいかないでしょう。 手得を生かして先手有利ではないでしょうか。
@△3六飛
A△2八角成

【第2図】
@△3六飛の変化
以下
▲3七歩 △3四飛
▲7八玉

次に、▲6五歩を狙います。 あるいは手得を生かして、金銀が盛り上がる形に持っていけば先手の作戦勝ちでしょう。
▲6八玉は▲6五歩からの角交換のときに角の打ち込みに備えた手です。 先手は角を持つと▲4五角や▲5六角などの手があります。

【第3図】
A△2八角成の変化
以下
▲同銀

次に後手が△3六飛なら▲3七歩と受け、やはり▲4五角や▲5六角があり、先手良しです。
△7二金と受ければ▲6五歩で良いでしょう。ただ、後手に飛車を持たれているのでかなり神経を使う将棋になりそうです。

☆彡  りきの結論
後手の△5五角は疑問の1手だが、はっきりと先手良しの変化はない。先手は飛角交換を恐れず、 手得を生かした指し方をする。
ただ、あくまで振り飛車を目指すなら▲1八飛。これも1局だと思う。 TOPへ戻る

☆彡  補足
月日がたつと、見方も変わるものなのでしょうか・・・今、この局面を見ると 迷わず、▲1八飛を選択しますね(;´▽`A`` その変化を追加しておきます。 2004.05.08 りき


初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3五歩 ▲7八銀 △3二飛 ▲6七銀 △3六歩 ▲同 歩 △5五角 ▲1八飛

【第4図】 △5五角には▲1八飛としておきます。
この角はいずれ▲5六銀で終えるので▲1八飛の1手が手損にならないのです。

第4図からの指し手
△3六飛 ▲7七角 △3四飛 ▲5六銀 △2二角 ▲8八飛
【第5図】
先手の飛車が2八→1八→8八と動いて1手損したのに対し、 後手の角が2二→5五→2二と動いたことで後手は2手損していますから 差し引き先手が1手得しています。
この後は後手の動きを見て▲2八銀から矢倉を狙えば、通常の相振りより 1手得しているので有利に戦えることでしょう。