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右四間研究室  ■左美濃対策

居飛車が深く囲って来たらどう対応するか?




■さすらい旅人さんからの質問
「振り飛車の右四間対策」の局面で、 先手(右四間)が仕掛けずに、王を深く囲ってきた場合、 後手(振り飛車)は、高美濃に組めばいいのでしょうか?
(43を守っている52の金が63に行ってもいいかということです)

■右四間+左美濃の対策
左のような局面が対右四間+左美濃の布陣です。 次のようなポイントがあります。
@銀冠を急ぐこと。
高美濃に組んでから銀冠への組み換えは△8三銀の 瞬間に仕掛けられる不安がつきまとう。一番いいのは ▲8六歩の瞬間だと思う。
A△6五歩の位が取れれば満足
この位は対左美濃の急所だ。6四に角か馬を配置し △8五歩の攻めを狙える。これが対左美濃の 勝ちパターンだ。
居飛車の飛車が4八の場合は▲2五桂に△2四角とし、 △6五桂と中央に殺到する指し方もあるので△6五歩を 突くか突かないかを比較したい。



■手順の組み合わせは複雑
具体的な手順の一例は左のようになる。 しかし、いろいろな手順の組み合わせで形が変わるので よく研究しておきたい。 その中での私なりのポイントを上げると
@▲2六歩に△4四歩
飛先不突き対策としては角道を止めないようにしている。
A▲3六歩に△3三角
ぎりぎりまで角上がりは保留する。
B▲8六歩に△8四歩
左美濃が確定したら銀冠を急ぐ。
C▲3七桂に△5四銀
先に△5四銀とすると▲3五歩△同歩▲3八飛の攻めを食らってしまう。


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