remove
powerd by nog twitter
将棋上達学校 ▲3六歩保留に対してどう指すか?
角の動きがポイント TOPへ戻る

Q ▲3六歩を保留して▲1七桂馬から▲2五桂とされると▲3七角の筋がないので どうすればよいでしょうか?

A ▲3六歩を保留してきたら△3三角を保留しましょう。 角を上がらなければ▲1七桂〜▲2五桂としても意味がありません。

■ここが作戦の分岐点
左の局面がひとつの作戦の分岐点である。
(振り飛車後手番)
ここからの居飛車の指し手は
a ▲3六歩
b ▲1六歩
c ▲8六歩
d ▲7七角
が考えられる。ここで振り飛車の方針として「いつ△3三角と上がるか」 がポイントとなる。
振り飛車としてはギリギリまでこの△3三角を保留するのが望ましい。 それは▲2五桂と跳ねて来たときに△2二角とひくことになるので 上がらずに済むならそれに越したことはないからである。

■△3三角のタイミング
△3三角と上がるタイミングは先手が▲3六歩・▲4八飛の形になったときです。 それ以外は△3三角と上がらなくても大丈夫です。左のアプレットで示した手順が一例です。 この手順は振り飛車の左桂がさばけ玉形の差もあって振り飛車に不満がありません。
▲3六歩の形の場合は▲4五歩と打たれたときに△3五銀と出られないのでうまくいきません。
△2二角の形であれば▲2五桂と跳ねてきても意味がありませんし、△3二飛と回ってさばく ことも可能になるのです。

TOPへ戻る