	将棋上達学校初段への道　すぐに駒を取るな！
	■もっといい手を探すすぐに駒を取らない方がいいことがあります。特に強い人ほどすぐに駒を取らないことが多いです。すぐに駒を取った方がいいか、もっといい手がないか、よく確かめてから駒をとりましょう。 ■ ＴＯＰへ戻る　■ 将棋学校ＭＥＮＵへ戻る

▲７三角と王手飛車をかけました。ただでとられるのは後手もイヤなので△６二飛とにげますが…

第１図以下の指し手

△６二飛　 ▲同角成
△同玉

【第２図　△同玉まで】
やったー、飛車がとれる！と喜んで飛車を取りますが、これでは単なる飛車角交換に終わります。これでは成功とはいえません。もっと工夫してみましょう。

第１図以下の指し手
△６二飛　 ▲６三歩

【第３図　▲６三歩まで】

角が間接的に玉をにらんでいるので飛車が動けません。角ではなく、歩で飛車をとればさっきとは大違いです。もし、△７二金とくれば、▲６二歩成と飛車を取っておいて、 △同金に▲９一角成と逃げておきましょう。

【第４図　先手番】
さて、今度はどうでしょうか。と金で飛車がとれますから、今度はとってもよさそうですが…

第４図以下の指し手
▲４二と　 △同玉
　

【第５図　▲６三歩まで】
大戦果を上げました。しかし、勝つためにはもう少しかかりそうです。ここでももっといい手があったんです。相手に「これは負けた」と言わせる手が…

【第６図　▲４三歩まで】
第４図以下の指し手
▲４三歩

これが決め手です。飛車を逃げると詰んでしまいます。
△８二飛　 ▲４二金
△同飛　 ▲同歩成

このようにすぐに駒を取らないでもっといい手を探すのが強くなる秘訣です。

■ ＴＯＰへ戻る 　■ 将棋学校ＭＥＮＵへ戻る