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講座3 攻め将棋か?受け将棋か?

 攻め将棋以前、NHKで丸山VS加藤の戦いを見たときのことだ。 まずは棋譜をご覧下さい。
攻めの加藤一二三と受けの名手丸山忠久との戦い。
本局は名局です。あわててみないでゆっくりと見てください。

 さて、棋譜をご覧頂いてどんなことをお感じになられただろうか?
 「将棋は受けだな...」と思われるだろうか?

私自身は棋譜の部屋にある対松永三段のように、相手の攻めを切らして勝つという将棋に 大変な魅力を感じている。しかしながら、本当に強くなりたいと思うなら攻めの腕を磨くべきだ。

何故なら、攻めている方は読みの中で、勝ちになる手順を1つでよいから発見すればそれで勝ちになるが、 受けている方は相手の攻めの全ての手順を読まねばならない。1つの手順でも読み落とし・読み損ない があれば負けてしまう。
 となれば互角の力であれば、攻めている側が勝ちが多くなるのは当然のことだ。 つまり、互角の局面であっても攻めているということ自体がポイントになるということである。 (特にアマチュアは)

 丸山忠久のような勝ち方ができるというのは相手に比べて数段実力が高い...ということじゃないだろうか? 現在、名人に君臨しているのも納得できるところだ。私自身は「丸山忠久のような将棋が指せたらいいな」とは思うが 「とてもマネをするもんじゃないな」とも思う。 まずは、攻めて勝つことを第1に考えていこう。そのために攻めの手筋を多くマスターしていくことを考えよう。