トロオドンさんのレビュー
■ゼンハイザー HD590 満足度:★★★★☆
環境@CDP/DENON DCD-S10-3, AMP/DENON PMA-S10-3
こちらのページでその存在を知り、購入しました。
音質:
最初の印象は、とにかく低音の豊かさに驚きました。高域も「ちょっとがんばり過ぎじゃない?」っていうぐらいキンキンに鳴ります。アカペラ等を聴くと、息づかいが生々しく、すぐ耳の側で歌っているみたいです。スピーカーで言うと、小型サテライトに大型ウーファーを組み合わせた時のような感じです。中域は非常にクリアーですが、刺激音も加わるので聴き疲れします
デザイン:
最初にHD590を選んだのも、実はデザインがHD600より魅力的に思えたからです。シルバーとブラックのツートンが精悍な感じで、非常に格好いいです。
使い心地:
非常に軽くて、本当に快適です。ただ、頭の大きさに対する対応範囲はHD600より狭く、私の場合はアームを目一杯のばしてちょうど良いか、少し足りないくらいです。
■ゼンハイザー HD600 満足度:★★★★★
環境@CDP/DENON DCD-S10-3, AMP/DENON PMA-S10-3
HD590が、あまりに音質良いのに驚いて、この上をいくモデルの音が聞きたくなって、2週間後立て続けに購入してしまいました。
音質:
最初にHD590を購入していたので、高域ののびが足りないように感じ、ちょっと濁った音質に感じました。しかし、聴いているうちにHD600の高域の方が生音に近く、刺激音も少ないので心地良いことに気づいてくる。低域は皆さんおっしゃられているように、タイトです。やはりHD590に比べて最初少し物足りなく感じますが、慣れて来ると心地良くなってきます。中域は完全にHD600の方が滑らかで、一瞬で惚れ込んでしまう音質です。
デザイン:
プラスチック部分全体に施された、黒とブルーグレーのまだら模様が何ともいえない高級感を醸し出しているように感じ、好感が持てます。
使い心地:
側圧が強く、HD590より軽い筈なのに重く感じます。私はかなり頭がでかいので、アームのテンションが最近緩くなってきました(笑)。
■ゼンハイザー MX500 満足度:★★★★★
環境@MDP/SONY MZR50(RM-MZE1中継)
ゼンハイザーのイヤフォンです。ヨドバシカメラ仙台店で偶然発見し、¥2380(店頭価格)という低価格もあり、即購入。
音質:
中域の滑らかさはHD600とそっくりです。当然低域は全然足りませんが、同じくタイトな印象がHD600とそっくりです。しかし高域は金属的な単調な音で、様々な楽器の音がみんな同じに聞こえる感じです(あくまでHD600と比べると←比べるなっちゅうに^^;)。全体的に見ると、この価格にしては非常に解像度の高い音で、コストパフォーマンスが抜群に良いです。
デザイン:
特に変わったところもなく、国産メーカーの物と見分けはつきません。
使い心地:
コードが「ネックチェーン方式」ではなく、HD600同様のY字型コードで、歩きながら聴くと胸の前で落ち着かず、取り回しはあまり良くありません。コードの途中に、ヴォリュウムコントローラが付いていますが、スライド式で数ミリほどしか動かないのであまり細かい調整は出来ません。音質に与える影響は解りませんが、ない方が良いと思います。
スペック:
ゼネラル通商(株)のホームページにも情報が載っていないので、以下にパッケージに書かれたスペックを書き出します。
MX300 | MX400 | MX500 | |
形式 | ダイナミック・オープンエアー・インナーイヤー | ||
インピーダンス | 32Ω | ||
周波数特性 | 18 - 20,000Hz | 18 - 22,000Hz | |
感度 | 116dB | 119dB | |
ケーブル長 | 約1m | 約1m(ボリューム付き) | |
プラグ | 3.5mmステレオミニ |
総合:以上3モデルの私の個人的な総合評価は、
HD590・低域高域が張り出していて、臨場感と迫力があり、映画やゲームを楽しむには最適。
HD600・ややおとなしい低域高域と、滑らかで正確な中域で、長時間音楽を聴くには最適。
MX500・解像度抜群で、同価格帯の国産イヤフォンを凌ぐ音質。