Brownieさんのレビュー
Headroom Total Airhead
視聴環境:HD580&Sound Blaster Live!(高級オーディオを持ち合わせないので…)
満足度:★★★★★
まず、本体に入力端子の説明が書いてあるシールが貼ってあるのですが、この説明が間違っています。 左側中央に「Input」とありますが、本当は右側の中央より上です。 もう一つの問題は、DC-inがあるのにACアダプターが無い事です。 電池を20本近く浪費して、さすがにキレました。
まず、電池を入れて電源を入れると、「ボッ」と音がしますが、「ガリッ」じゃないので良しとします。 電源を切った時は、少し音が大きくなります。
「Processor」スイッチも、操作するともう少し硬い音がします。 この「Processor」をONにすると、音が全体的に10度くらい前方に寄った感じに聞こえます。 真中のボーカル等は、頭の中ではなく、おでこのすぐ前みたいに感じます。
ノイズは、ヒスノイズは全くありません。
ただ、ボリュームを2回半(最大は4回)まわすと、「ジ〜」という音がします。
でも、この音が聞こえ始めるボリュームというのは、音を鳴らすと「こ、鼓膜がぁ〜〜〜っ」という音量なので、普通の音量にした時には全く聞こえません。
で、ここからが重要なのですが、電池で駆動した場合、東芝とパナソニックと富士通とソニーのアルカリ電池で試しましたが、電池が新品の場合でも、高域の大きな音が歪みます。
この歪みは、電池の消耗と共に顕著になり、最終的には低域の音われを起こし、やがて唐突に音が消えます。(合掌)
そこで、秋葉原で5VのACアダプターを調達しました。最大2Aの奴です。
Headroomの人の話では、「5Vor4.5V、400mA以上」との事でしたので、定格の5Vで幅広い電流に対応できる物を選びました。
これが大当たり!!
まず試しに、電池駆動では新品でも歪みが出たCD(BOOM TOWN)を再生した所、ボリュームMAXでも歪みませんでした。
次に、AEROSMITHの「RAG DOLL」で低域チェック。これは、ボリュームMAXで低域が音割れしました。でも、通常の音量ならノープロブレム!!
ACアダプター駆動にした事で、今まで聞こえなかったような微妙な残響音や小さな音も聞こえるようになりました。
きちんと電源供給したTotal AirHead、大満足です。
<作者注>
Total Airheadについては、2000年10月頃までに出荷された製品の一部に、バッテリの持ち時間が以上に短いものが混入していたことと、使用している部品が製造中止となったことの2つの理由から、現在出荷を見合わせています。詳しくは、Newsページの00/10/22付けをご覧ください。2000年11/30現在、HeadroomはTotal
Airheadの出荷見合わせを継続中のようです。