「超星神グランセイザー」レビュー
「超星神グランセイザー」は12人戦隊で星座の戦士という事で放送前から興味はあったが、放送局等の問題でリアルタイムでは見ることが出来なかったため、今回のレンタルにいたったわけで・・・
レビューのタイトルは主役キャラに応じて色分けしますが、
■:炎のトライブ
■:風のトライブ
■:大地のトライブ
となっています。
<覚醒〜アケロン人編>
1話「目覚めよ!星の戦士」
OPは超古代文明の解説から始まる。歌の方も超古代文明のことを説明する映像をバックに。OPソングは浅倉大介プロデュースのアーティスト風のメロディの歌です。
OPの超古代文明の説明の後、弓道天馬登場。天馬の職業はバイク便ライダーだという設定だけど斬新な設定です。仕事中にチンピラが乗っている車を避けようとするシーンで天馬は派手なバイクテクニックを見せてくれるが、何も一般の道で派手なバイクテクを見せ付けなくてもいいような気がしますが…
御園木から堀口博士に物を届けて欲しいと頼まれた天馬。発掘現場と思われる所で未加と再会。回し蹴りを喰らい倒れてしまった天馬。獅堂未加役の清水あすかは本物の武道家だそうで…
発掘現場に現われた謎の男=セイザーレムルズが技を繰り出すシーンは東映戦隊以上の迫力。
謎の男に囚われたらしい天馬。未加は天馬を探しに行くことに。装着(変身)シーンはまずアンダーウェア姿になり、ワイヤーフレーム(?)で描かれたアーマーが体を覆い、変身を完了するプロセスに。「ハリケンジャー」のシノビチェンジと似てますね。(変身ブレスのスイッチを押した後に帷子姿→スーツを装着だった)
未加が変身するセイザーミトラスは白鳥がモチーフだが白鳥がモチーフの戦士は東映戦隊にいたし(「鳥人戦隊ジェットマン」のホワイトスワン)白鳥には見えないような…
謎の男に囚われた天馬。天馬は逃げ出そうとするが、涼子は問答無用で天馬に襲い掛かってくる。天馬と涼子が戦うシーンはハリウッド映画を彷彿させるワイヤーアクションが使用されています。涼子が変身するセイザーヴェルソーに攻撃され、自分の力に目覚めた天馬。天馬が変身するセイザータリアスは射手座の戦士でモチーフはハヤブサだが、ハヤブサがモチーフの戦士ってやはり東映戦隊にいたよね…(「超獣戦隊ライブマン」のレッドファルコン)
セイザータリアスがヴェルソーを吹っ飛ばすシーンは格闘ゲームのKOシーンよろしく止めを利用した演出となっている。ヴェルソーを撤退させた天馬だが、自分の力に戸惑ってしまい、変身したまま外へ・・・(しかも炎を纏った状態で)これには大笑いしてしまいました。
2話「起動!ドルクルス」
セイザーダイル=秤谷仁登場/超星神ドルクルス登場
まずは病院のシーンに。セイザーレムルズ=伝通院洸の職業はお医者さん。ファンというか、彼にあこがれる医者や看護士がいるほどの人格者だということがわかる一コマも…
病院の屋上でカリンさんと連絡する伝通院。こののシーンでは伝通院は誠実なしゃべり方をするが、これって職業柄?
剣は天馬を呼びに天馬の住むアパートに…。グランセイザーとしての自分に戸惑いを感じている天馬は堀口博士のところに来て欲しいという剣の頼みを聞くことが出来ない。天馬が戦士の力に戸惑いを感じている所は東映戦隊にない描写。自分のことを探す剣を上手くまくことが出来た天馬だが、レムルズとヴェルソーに襲われる。変身もしないで逃げ惑う天馬をミトラス=未加が救う。ミトラスの武器は盾にもなる扇・スワンセクター。扇子が武器なんて珍しいですよね。同じ女同士というせいなのか、ミトラスに対抗意識を燃やすヴェルソー。女戦士同士のバトルが勃発!対するヴェルソーの武器はフリスビーに似た円盤・セルクロス。こっちも盾として使えそうな武器です。ヴェルソーに追い詰められたミトラスを天馬が救うが、未加を傷つけた怒りから天馬が変身。体術の切れはいいのだが、レムルズに詰めの甘さを指摘されてしまう。レムルズは余裕でタリアスの体術を避けていたが、体操のようなパフォーマンスまで披露してます。自分の力を十分に発揮できないタリアス。剣のアドバイスで武器を使った技・「バーニング・ファルコン」でレムルズ、ヴェルソーを退かせることに成功。
セイザータリアスの武器は弓。射手座の戦士だから弓が個人武器なのは妥当か…けど感じは「ライディーン」のゴッドゴーガンですが。(弓を腕に固定する形なので)
いったん退却した風の戦士たち。カリンの紹介で3人目の戦士・秤谷仁を紹介され、風のトライブが集結を完了。3人はカリンの指示で超星神を起動させようとする。3人が去った後カリンは怪しい言葉をしゃべり、宇宙に浮かぶ謎の飛行物体とコンタクトを取りはじめたがこの人の謎めいた所がさらに深まっているような…
堀口博士のいる発掘現場にやってきた天馬。堀口博士は天馬に力を貸して欲しいと頼むがやはり戦士としての自分に戸惑いを感じているせいか、素直に頼みを聞くことが出来ず現場を後に…
発掘現場を去ろうとしたさなか、発掘現場近くで大きな地震が・・・1話で堀口博士が発掘しようとしていたもの=超星神ドルクルスが起動したあとだった。超星神を起動させたあとのセイザーダイル=仁のしゃべり方を聞いているとノリが軽い人というのがわかります(カリンが伝通院と涼子に仁を紹介した時のシーンでもノリの軽い所を見せていたけど)
ドルクルスに対抗するために天馬と未加が変身した所で次の話へ。
3話「結成!炎のトライブ」
セイザーリオン登場/超星神ガルーダ登場
風の超星神ドルクルスに対し立ち向かうタリアスとミトラス。巨大ロボット相手に分が悪いというのに生身で立ち向かおうとする所自体が無謀…力の差は大きくやむなく撤退。超星神は一人乗りのようでヴェルソーとダイルは見ているだけ。チームなら一緒にロボに乗って戦うのが普通なんじゃ・・・
大学の堀口博士の研究室。天馬と堀口博士のやり取りは笑えます。炎のトライブにも超星神が存在することが判明し、天馬は超星神を探し出そうというのだが、堀口博士は超星神は炎のトライブが3人がそろっていなければ起動しないことを理由に探しに行くことに賛成しない。そう言うんだったら天馬は3人目の戦士を自力で探すといって研究室を出て行った。2話や堀口博士のやり取りを見ていって思ったが、天馬って東映戦隊でいうところのレッドみたいに熱血漢でちょっとお馬鹿(考えなしに行動する所とか)なキャラのようだ。
剣とのやり取りのあと天馬達は超星神が埋まっている場所の候補地である鳳凰山へ。現場近くに差し掛ったところで大きな揺れが・・・現場へ着くと超星神ガルーダが姿を現していた。最初は超星神自らの意志で目覚めたのかと思われていたが、3人目の炎の戦士が近くにいたからガルーダは目覚めたようだ。
未加の言葉で剣が3人目の炎の戦士だとわかるのだがその途中で敵襲が…ガルーダ破壊のために風のトライブが動き出していたのだ。
ヴェルソーとダイルに立ち向かうタリアスとミトラス。ダイルが使う武器って、斧というよりトンファーに近い武器。ヴェルソーとダイルの共同攻撃に倒れたミトラスを見た剣は戦士として戦うことを決意!セイザーリオンに変身してヴェルソーとダイルを撃退。リオンの武器は剣(二刀流)だが、主役以外で剣を使うこと自体も珍しいです(主役以外で剣を使っていた戦士ってガオイエローとかがいるけど)。
ガルーダを起動させることに成功した炎のトライブ。ガルーダ対ドルクルスのロボ対決に。まずはスピード対決。ここはシューティングゲームのノリが入っている演出になっている。ガルーダとドルクルスのスピード対決で一瞬映っていたダムって「ガオレンジャー」の1話でタービンオルグとプラズマオルグと戦っていたダムと同じ所?森に場所が移動。ライブモードでは分が悪いと判断したレムルズはドルクルスをウォリア−モードに変形させた。重火器装備のロボらしい雰因気のデザインです。対するガルーダはライブモードのまま。イーグルファイターのアグレッシヴモード時の突撃を彷彿させる体当たり技を披露してくれます。この話でレムルズ=伝通院先生はダムを壊すは、森を焼き払うわと失敗が多いところを見せてくれるんですが、派手に暴れまわってもいいのか?
戦いが終わり…炎のトライブ3人のやり取りのあと大地の戦士・セイザータウロンが登場した(顔見せ程度ですが)ところで次の話へ。
(1話〜3話:2004年1月29日)
4話「死闘!大地の戦士」
セイザータウロン=松坂直人登場
あらすじを語るフィルムの構成がかなりメチャクチャになっているのが気になりましたが、最初は未加と剣が前の話の出来事をニュースで見ているところから始まる。実際起こったこととは中身が変えられたが、これは御園木によるもの。これはグランセイザー、超星神の存在を一般の人々に公表できないため。所変わり天馬は謎の男=セイザータウロンに襲われる。セイザータウロン、堂々と人目につくところ(広い通りに現われたので。)に現われたりしているが怪しまれないのか?タウロンの挑発に乗ってしまう天馬って単純。しかもバイクを道の真ん中に置いてるし。
セイザータリアスとタウロンのバトルは人目のつかないところで。ワイヤーアクションありのアクションを見せてくれます。病院へとやってきた直人。看護士が口々に直人の名を口にする辺り、彼はかなり有名人らしい。直人は伝通院に挑戦状をたたきつけた!両者とも変身して戦いに挑むが、いきなりレムルズに不意打ちを食らわすタウロン。卑怯ですな…直人って格闘家でしょ?格闘家なら正々堂々と勝負しろっての!自分より強い奴と戦いたいからって言っても・・・・
タウロンは牡牛座の戦士だから牛がモチーフで、武器は両肩に担ぐキャノン砲。個人技の「マタドール・バースト」のネーミングはモチーフが牛だから?牛(というかバイソン)がモチーフの戦士は東映戦隊に二人いたな・・・(「ライブマン」のブラックバイソン、「ガオレンジャー」のガオブラック)
所変わり…大学の構内だと思われるところで未加に体術のコーチをしてもらっている天馬。未加の動きには無駄がないが。さすが本物の動きという感じ。
仕事先の事務所へ帰ってきた天馬。事務所には直人が客としてやってきた。天馬は仕事仲間にサインを頼まれています。外へ出て直人と話す天馬。直人はカリンの口車に乗せられたらしく、天馬に再び戦いを仕掛けてきた。カリンの話術にまんまと乗せられる直人って単細胞…
この再戦の時もレムルズ戦とは違い堂々と戦っていたが、直人は天馬を最初の戦いで認めたから?
タリアスの動きは前の時と比べると体術の切れがよくなっています。これも特訓の成果?タリアスとタウロン、一対一の戦いに割って入るドルクルス。ドルクルスの攻撃をしのいだ天馬と直人。この後すぐにウマが合ったが、類は友を呼ぶというのはまさにこのことか?
5話「燃えろ!警官魂」
セイザートラゴス=神谷豪登場/早乙女蘭登場
強盗事件の重要参考人として蘭が護送される所から物語が始まる。謎の隕石がパトカーを襲う!この事件を陰で操っていたのはカリン。堀口博士の要請で隕石の謎を探るために天馬と未加が出動。天馬と未加は蘭とすれ違うが、よく見たら、蘭ってナイスバディです。
容疑者である赤城を追い詰めた神谷は突然変身。何故変身したのか状況がわからないまま赤木を本気で殴っちゃってます。
神谷役の正木蒼二は東映の特撮「ブルースワット」で主人公の一人・ショウを演じた方。
-大学の研究室。神谷は堀口博士からグランセイザーとしての使命を聞かされるが、神谷はまじめで誠実な口調で喋っています。伝通院先生と一緒ですな。蘭を追っていた未加から風のトライブの指揮を取っているカリンの名前が出てきたが、堀口博士はカリンの事を知っている口ぶり…さらにカリンの謎が深まっているような…
容疑者である赤木は無実で強盗事件の真犯人は他にいることを知った神谷。赤木を見つけたが、仁に邪魔をされてしまう。ダイルとトラゴスのバトルはスローモーションを使って。タリアス、ミトラスも加勢するが、トラゴスは一人で決着をつけようとする。トラゴスの武器はドリルですがまさに”漢”らしい武器です。個人技の「ペネトレート・サンダー」は「メガレンジャー」のメガレッドの個人技、「スクリュー・ドリルセイバー」に感じが近いか?(体当たりに近い攻撃をするところが)
砂漠で超星神のありかを探す堀口博士。そこで直人と出会う。この際の直人の格好はバンダナを頭に巻き、ボロボロのマントを纏った姿。前時代的だな・・・この人。
6話「激突!風と炎と大地」
セイザーヴィジュエル登場/超星神ガンシーザー登場
神谷のもとにやってきた天馬だが神谷は地球の平和よりもご町内の平和が大事と言っていたが融通が利かないなぁ・・・蘭がグランセイザーである可能性が捨てきれないと話している所でタイミングよく赤木から電話が…本当にタイミングが良すぎ。
神谷と共に赤木がいると思われる工場へやってきた天馬。神谷は犯人を捕まえるため、犯人の元へ。強盗犯の卑劣なやり方に神谷は危機に陥ってしまう。これを見た蘭は戦士として覚醒。強盗犯を吹っ飛ばす。蘭が変身するセイザーヴィジュエルは豹がモチーフだが、女戦士にふさわしいモチーフです(「ダンクーガ」の例もあるし)。
先輩警察官のお見舞いに来ていた神谷。その付き添いに蘭と天馬もいたのだが、未加と剣に呼ばれ、一同は獅子王砂丘へ。展開早くない?
砂丘へたどり着いた一同だが、直人がいないのに、風のトライブが…5人そろって装着!のところでBパートへ。
変身したというのに5人と堀口博士はドルクルスから逃げ回っています。意を決した炎のトライブはガルーダを呼ぶんだけど、空から炎をまとって登場するところなんか召喚している風にしか見えません。
ガルーダ対ドルクルスが勝負しているのとは別にトラゴスとヴィジュエルはヴェルソー、ダイルと対決。
ガルーダ対ドルクルス戦は最初、ガルーダが優勢だったが、レムルズモードに変形したドルクルスに押されてしまいます。この辺のシーンのガルーダ、何故、わざわざ的になってくださいと言わんばかりの動きをするのは謎でした。
ガルーダ劣勢の中直人を見つけた堀口博士。最初は無関心な感じだった直人も堀口博士の仲間という言葉を聞き、戦うことを決意。3人揃った大地のトライブは、超星神・ガンシーザーを召喚。ガンシーザーのライブモードはライオン型ですが、翼とキャノン砲がついている所は「ガンダムSEED」のバクゥやラゴゥを思わせます。ガンシーザー出現に触発されたガルーダも立ち上がり、ドルクルスを撤退させることに成功。たが、戦いの後、直人はまたどこかへ。誰かさんを思い出させる人だな。直人は。
夕日をバックに聳え立つガルーダとガンシーザーはかっこいいが、その下で繰り広げられる口げんか(?)との対比がなんとも言えません。
獅子王砂丘の撮影場所は鳥取砂丘かな?日本で大規模な砂丘は鳥取砂丘しかないし。
7話「走れ!命を救うため」
大学の研究室。研究室には蘭が。蘭はバラバラな大地のトライブの相談をしに研究室までやって来たみたい。直人のことを天馬に任すか未加に任すかということになるんだが最初、博士は天馬に任すといった振りをしていたのに未加に任すなんていうものだから天馬と未加はまた喧嘩に。二人の喧嘩を剣が制してます。蘭と剣はいい感じになっていますが後で恋愛感情に発展するんだろうか?
直人を探そうとしている所で天馬の携帯にコールが。コールを送っていたのは仕事仲間のマキちゃん。直人に会いたいというマキだが直人の居場所を知らないというと。マキは無理やり天馬をデートに連れ出すが、デートの最中カリンに襲われマキが怪我をしてしまった。
マキを運んだ先はなんと伝通院先生が勤務する病院。これって星の巡り合わせという奴なんだろうか?
マキの怪我は手術を要する治療で手術中に輸血用の血液が足りないというアクシデントが…天馬が輸血用の血液を受け取ることに…
天馬がバイクを飛ばしている所を偶然神谷が見つけるが、天馬がバイクを飛ばしている所を激怒する件に大笑い。輸血用の血液を届けようとしている所を問答無用でヴェルソーとダイルに襲われる。ミトラス、リオン、ヴィジュエルの助けもあり、血液を届けることに成功。
手術の後天馬は伝通院と戦うことになるが、レムルズを倒すことが出来ず、彼を見逃すことに。
次のシーン、病院にたどり着いた神谷が笑えます(こけてたし)。もしかして天馬を追いかけてずっと自転車を走らせていたのか?それって無茶しすぎじゃ?
(4話〜7話:2004年3月6日)
8話「降臨!天空の龍」
クラウドドラゴン登場
カリンのことを知り合いの教授のところへ聞きに行った堀口博士はカリンの写真を見て驚く。
一方研究室では博士の事を話していると博士から電話が…カリンノことを話そうとしたところで電話が切れ、博士の前にはカリンが…堀口博士自身が語るカリンの謎…佐伯カリン本人は既に30年前に死んだという…カリンのペンダントの力でダメージを受けた博士は剣に救われる。カリンを追う剣だが、逆に人質にされてしまった。
人質を取るという手段を選ばないカリンのやり方に難色を示す涼子。彼女、卑怯なやり口を嫌う性分のようだ。
剣を探す未加と蘭の前に現れたのは涼子。未加と涼子、女戦士同士の戦いに突入。女戦士同士の戦いはウルトラC並みのテクニックの応酬。ジャッキー・チェン映画にもある身近な物を使ったアクションも登場します。女戦士同士の戦いは変身しての対決に発展。この時の戦いの結果は引き分け。負けを認めた涼子は剣を返すのだが、レムルズ、ダイルも加わり炎vs風の戦いに。
今回は仁がドルクルスに搭乗。涼子にいいところを見せようとします。炎組も対抗してガルーダを召喚。自分が事件を引き起こした責任を感じ、剣がガルーダに搭乗。今回のロボ戦で気になるのは建物を派手に壊しすぎなところか?派手にロボが暴れるのはリアリティはあるんだけど、やる事が派手なのよ。グランセイザーって。
今回のガルーダはドルクルスに押され気味。リオンモードに変身して剣を使ったアクションを見せてくれたのはよかったんだけど。
今回のドルクルスは仁が乗っていてガルーダに勝ったわけですが、普段はノリの軽い仁の意外な一面を知った感じです。(ロボを扱うのがうまいと言う事ね)
ガルーダの危機にガンシーザー登場。タウロンモード初登場なんですが、タウロンモード時のガンシーザーのヘッド、オーレンジャーロボのバルカンヘッド装着時と似てる…
ドルクルス対ガンシーザー戦が始まると言うところで謎の龍型メカが登場し、ガルーダを回収した後どこかへ行ってしまったところで次へ。
9話「戦慄!カリンの正体」
ガルーダを連れ去った龍型メカの解析をする堀口博士と御園木。堀口博士はガルーダを連れ去ったメカは超古代文明が作り上げた超星神用の母艦でガルーダを連れ去ったのではなく助けたのでは…と推測。クラウドドラゴンには超星神を修理する機能を持っていることもクラウドドラゴンのことを話すシーンで判明。すぐに超星神の修理ができるところは超古代文明の科学力恐るべしといったところか。
一方、自分のせいでガルーダが負けたことに責任を感じている剣はひとりトレーニングに明け暮れていた。トレーニング中に蘭が現れお弁当の差し入れを受けるが、責任を感じているせいもあって素直に蘭の好意を受ける事ができない…といったところで再び場面変更。
涼子を呼びに行った仁だが、涼子はカリンのやり方に嫌悪を示しているも事あり召集に応じない。仁と涼子が口げんかをしているところにカリンが・・・誰もこないであろう建物で風組は会議。カリンのやり方に疑問を感じつつある涼子はカリン、伝通院と口論に。そこへ国防省の特殊部隊が乱入。風組は二組に別れ、襲撃を逃れる。
御園木に呼ばれた堀口博士は風組がアジトにしていた建物へ急行。御園木の素性を知る事になる。御園木はなんと国防省の官僚である事が判明。グランセイザーの戦闘能力に目をつけ、グランセイザーの力を国防に利用しようとしていた。しかし堀口博士はグランセイザーの力は国だけでなく、地球全体を救う力だといって自分の持論を変えようとしない。
襲撃を逃れた風組。伝通院は襲撃された時に負った傷の治療を一人でしていたが、さすがはお医者さん。
一方、行方が途絶えた堀口博士を神谷と協力して探す事になった天馬たち。その最中で神谷は仁の車を見つけた直後に何者かによって気絶させられてしまう。気絶した神谷を見つけた涼子と仁はカリンの正体を目にする事に。カリンは地球を狙う宇宙人・アケロン人だった!しかし、アケロン人の造形って怪獣のなりそこないといった顔がベタな印象を受ける。
腕を伸ばす、目からビーム、ヴェルソーのセルクロスを跳ね返す強靭な体を持つアケロン人だが、ドラゴスのセイバースラッシュ(冗談です)を受けた途端に弱体化。アケロン人って強靭な箇所と強靭じゃない箇所があるのでは?
戦いが終わり、涼子、仁と打ち解けた天馬たちのやり取りでお終い。
10話「侵略!アケロンの罠」
難を逃れたカリンを発見した伝通院。なんとカリンが伝通院を「洸さん」なんていってます。メロドラマシーン発動です。カリンのセリフを聞いているとこっちまでも照れてしまいそう。
研究室…涼子と仁から堀口博士の行方を聞く天馬たち。ところが涼子と仁は特殊部隊に襲われたため堀口博士の行方は知らないと言う。天馬は専用の電話で御園木に電話するが、御園木がアケロン人に襲われた。天馬は現場へ向かおうとするが、神谷は自分の署の管轄区域ではないと言う事を理由に現場へ向かう事を渋ってしまう。地球の平和がかかっているのによくもまぁまじめなこと。
現場前で変身する天馬と未加。変身後何もかっこつけなくても…
アケロン人は堀口博士を襲うが、急に苦しみだしたために退却。アケロン人が退却した後アケロン人の力を知った御園木は、前回のグランセイザーの力を国防のために利用する発言を撤回。考えを改め、国防省はグランセイザーの後方援護に徹する事を決める。
消耗していたカリンを介抱する伝通院。「傷が癒えたらグランセイザーとは関係のないところへ行きたい(大意)」と伝通院は言うけど、愛の逃避行発言してるし…。これって、一応子供番組だよね・・・と疑いたくなる。研究所跡地でのシーンといい、このメロドラマシーンといい暗がりで撮影しているせいもあって何をしているのかがわからなかった。
伝通院を説得しに来た涼子と仁。カリンが宇宙人であることを知らない伝通院は問答無用で変身前の涼子と仁を攻撃。変身ヒーローのお約束である「変身中は襲わない」というのを簡単に破っています。只者じゃないなぁ伝通院先生。この回の伝通院には「恋は盲目」という言葉がぴったりです。
容赦なく涼子と仁を襲う伝通院。一方アケロン人を追っていた天馬はアケロン人と対決。だが、両者の力は互角。アケロン人のビームをかわそうとした天馬はアケロン人のビームで足を負傷。アケロン人もダメージを負う。カリンの声を聞いた伝通院はカリンが宇宙人であることを知る。カリンはあなた(伝通院)だけは殺さないと発言。本気で伝通院に恋をしていた模様。宇宙人も人間と同じく愛するとかの感情があるようだ。そのおかげで詰めを誤り各トライブが結束したのだから皮肉なものです。
天馬を仲間と認めた伝通院は天馬を倒そうとするカリンに銃を向ける。一度はカリンの幻影に惑わされるが、意を決して引き金を引いた!伝通院の銃撃を避けきれず、屋上から落下するアケロン人。9話の時といい、この回といいあっけないなぁ。
11話「集結!9人のセイザー」
まずは剣と蘭がバスケを楽しんでいるシーンから。剣と蘭の前に現れた伝通院。シュートを決めたが、心にはまだしこりのようなのが残っている模様(後の風組同士の会話でもそうだったが)。
大学の研究室ではグランセイザー8人が集まり、結束が固まりつつあるのだがひとつ問題が浮上。それは直人のことで・・・
御園木と今後の事を話し合う堀口博士。アケロン人のことは裏ルートでNASAの協力を仰ぎ、アケロン人の死体を分析する事を決めたが、何故NASAの名前が出てくるんだ?それにアケロン人って、前の話で爆発炎上して死体は出てこなかったはずでは?
研究室でアケロン人が生き返ったという連絡を受けた天馬達。当のアケロン人は龍神山へ。宇宙語らしい言葉を喋り、UFOを呼び出す。UFOから発せられる光線を浴びリフレッシュ!
謎の光を見たキャンプ中(?)の野次馬たちがUFOがいる現場へ。UFOを携帯電話のカメラで撮ろうとするが携帯のカメラでUFOを撮ろうとするところは時代を感じる。「写真はダメヨ」と言わんばかりのアケロン人は野次馬たちを襲う!この野次馬たち、アケロン人に襲われたけど、死んだのか死んでないのかが謎。
現場へ向かおうとする神谷は蘭に会う。アケロン人が生き返ったからアケロン人を探しに行くという蘭に対し神谷は「天馬のバカがうつったのか?」ととぼけております。この後死んだ人間は生き返るわけがないと神谷は言ってましたが相手は宇宙人。常識は通用しないよ。
アケロン人に襲われた直人。生身でアケロン人に立ち向かうがボコボコにされちゃってます。変身しても結果は同じ。しかも攻撃は単調。直人の単細胞ぶりがわかります。
先ほどのアケロン人の戦いで傷を負い、伝通院の勤務する病院へ運ばれた直人。神谷と蘭は直人と話をしようとするが直人は一人で戦うだの、神谷と蘭をガンシーザーを呼ぶための駒と言い出した。直人の独りよがりが神谷を怒らせてしまうが神谷の方も直人を殴らず病室を去っていく。一人直人の病室に残った蘭は懸命に直人を説得。一匹狼な直人もかわいい女の子の言葉は素直に聞くようだ。
アケロン人が工場跡に現れた事を知り現場に急行する炎組。バーニング・ファルコンでアケロン人を彼方まで吹っ飛ばすが元気が有り余りすぎ。一方再びUFOを呼び出すアケロン人。リフレッシュ、もとい巨大化どころか怪獣化!等身大時の怪獣のなりそこない的な造型は怪獣化のための伏線だったようだ。派手にビームを吐き出して街を壊す怪獣もといアケロン大星獣。この特撮は迫力があります。アケロン大星獣に対抗するためガルーダを呼び出そうする炎組。剣はガルーダは回収されたから呼び出すのは無理では…というが天馬は「いいから呼ぶんだ」と発言。熱血してます。
ガルーダがアケロン大星獣に立ち向かおうとするところで次の話へ。
(8〜11話:2004年5月7日)
12話「決戦!超星神対大星獣」
アケロン人編最終話。ガルーダは大星獣に挑もうとするが、ドルクルスが現れ単身大星獣に挑むが大星獣には傷一つ付きません。大星獣の反撃で倒れるドルクルス。変身が解けてしまった伝通院はなぜかお空にカリンさんの幻を浮かべてます。よーわからん人ですね・・・
倒れたドルクルスに代わり、ガルーダは戦いを挑むがいきなり大星獣に攻撃されピンチ。しかし、未加と剣が必殺技で大星獣の目を攻撃してガルーダを援護。未加と剣の援護で形勢を立て直したガルーダは大星獣を撃退するのに成功。だが、伝通院と直人が行方不明になってしまう。
アケロン大星獣の居所を国防省の情報網で知った天馬達。国防省の一室で作戦会議をする一同。この際天馬は「任せてください。俺たちはそのためにグランセイザーになったのですから。」と発言。ちょっと待て!戦士として覚醒した際は戸惑っていたくせに・・・・
Bパート。各トライブは手分けしてアケロン大星獣を追うことに。炎組は天馬と未加が口げんかしてます。風組と直人が大星獣を発見したところで場面変更。何故かアケロン大星獣の体の中にいた伝通院。カリンさんの幻は伝通院を助けると言ってましたが、本当に伝通院のことが好きだったよう。
UFOの力で大星獣が復活!のところで伝通院以外の戦士たちが揃って装着!8人揃っての装着シーンは圧巻。超星神も呼ばず生身で怪獣に立ち向かうのは無謀としかいえません。
伝通院は大星獣の中から天馬と直人は外側から大星獣を攻撃!脱出に成功した伝通院も合流し、今度はロボ戦に。ガルーダは大星獣を回復させる力を持ったUFOを先に攻撃するが、体当たりで倒してる・・・この人らには作戦もへったくれもないですね。
超星神3体の一斉攻撃の後、ガルーダの駄目押しの一撃でアケロン大星獣を倒す事に成功。
ラストの「Gメン75」のOPを思わせるシーンには大笑いしてしまいました。
(12話:2004年6月25日)
<グランセイザー雑談・1>
・見る以前に某BBSでは同じ東宝系の特撮「電脳警察サイバーコップ」(この作品、見たことがあります)を思い出させるといっていましたし、別のBBSでは「超光戦士シャンゼリオン」を思い出すというコメントを見ましたがデザインをした人が3作品共同じ人だそうで、全体的なシルエットも似てしまうのはこういう背景があるから?
・OPの方でアクションを担当したスーツアクターが紹介されていたが、驚いたのはスーツアクターが詳しく紹介されていたことと女性戦士であるミトラス、ヴェルソーを担当したスーツアクターが女性という点。東映戦隊ではOPで一応スーツアクターの紹介はあるけど、誰が何を担当したかさっぱりわからないし(関連サイトで調べて初めてわかるぐらい)、女性戦士のスーツアクターを男性が担当することがある点など(東映戦隊で女性戦士のスーツアクターを女性がするようになったのは「ダイレンジャー」辺りからのようです)違いが見られる…というよりは女性スタントマンの数が昔と比べて増えてきたんだろうか?
・堀口博士役の赤星昇一郎さん、獅堂未加役の清水あすかさんはグランセイザーと同じ東宝特撮の「七星闘神ガイファード」で共演しており、赤星さんの方は「五星戦隊ダイレンジャー」、「超力戦隊オーレンジャー」など東映特撮でゲスト出演もされている。
・神谷役の正木蒼二さんは東映の特撮「ブルースワット」で主人公の一人・ショウを演じた方で佐伯カリン役の千葉美加さんは東宝特撮「電脳警察サイバーコップ」でヒロイン役だった(ちなみに御園木の部下・沖田役の吉田友紀さんは「サイバーコップ」でジュピター=武田役だった)
・アクション監督の松井哲也氏は「仮面ライダーBLACK RX」でダスマダー大佐役だった方で、香港やフィリピンのドラマに出演し、「マツイ・エンタープライズ」の社長を務めていらっしゃる方。続編の「幻星神ジャスティライザー」、「超星艦隊セイザーX」でもアクション監督を務めている。
(ムダ話:2004年1月29日、2005年12月日修正)
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