49話「生命散って」
<あらすじ>
アーガマがグリプスに戻ろうとしていた頃、ラーディッシュを旗艦とするエゥーゴ艦隊はティターンズとアクシズの艦隊に押され、後退を余儀なくされていた。
アーガマを戦列に加えたエゥーゴ艦隊はティターンズとの最終決戦に臨むが、戦いの中でカツがヤザンとの戦いで戦死し、エマを守ろうとしたヘンケンも戦死。カミーユはジェリドを追い詰め、ついにとどめを刺す。エマは傷つきながらもレコアの駆るパラス・アテネを倒す。
多くの人々の死に哀しむカミーユはヤザンの駆るハンブラビを撃墜する。
<ワンポイントチェック>
・ 周囲に注意されるカツ
出撃前に(アクシズ・ティターンズが)共倒れになればいいんだというカツをカミーユが一喝。カツも子供じみてますね。
・ バウンド・ドッグで登場するジェリド
ロザミアが使用した赤の機体で登場。バウンド・ドッグはサイコミュを使わなければ通常のMSとして利用できるようだ。
・ 無茶なカツ
G-ディフェンサーと合体した後もまだ戦えると言って撤退しないカツ。非力な戦闘機で戦おうとする事自体無謀。
・ カツの死
G-ディフェンサーのカプセルがカツの不注意で大破。さらに追い討ちをかけるようにヤザンに狙い撃ちされるとは無残な死に方。ヤザンも無抵抗のカプセルを狙撃するなんて戦いのセオリーを無視している・・・
・ カツの死に際に・・・
カツとサラの思念がみんなの下に届いたが、それほど強力なのだろうか?
・ ヘンケンの死
ヤザンのハンブラビの猛攻からエマを救って死んでいったが、死ぬかもしれないのにヘンケンについていこうとするラーディッシュのクルーの描写を見るとヘンケンの人望が窺い知ることが出来る。
・ 戦いは・・・
ジェリドの「俺は貴様ほど人を殺しちゃいない」を受けてカミーユは「俺は人殺しじゃない」と答えるが、MSに乗ったら嫌でも人を殺さなければならないのだから、人殺しになるのよ・・・・
・ ジェリドの死
「カミーユ、貴様は俺の・・・」のセリフを残し死んでいったジェリド。このセリフはDVD7巻の解説書によれば「全てを奪った」と続くそうだが、最期のセリフを言わせてもらえないところはヘタレ度が高いです。
しかし、ビームライフルの一撃がかすっただけでMSって制御不能になるのか?(反応が遅くなったのかのどちらか?)
・ 錯乱するカミーユ
ジェリドとの戦いの後ビームライフルを乱射するカミーユ。戦争の狂気に侵されているような・・・
・ シロッコのセリフ
「生の感情を・・・」と言っているが、彼も知らないうちにエゴを丸出しにしているのでは?
・ バイザーを上げてしまうカミーユ
エマとの会話でヘルメットのバイザーを上げてしまったカミーユ。戦いの連続で心が蝕まれている証拠?現実と虚構がはっきりしないのか?
・ 突如動き出したハマーン
シロッコを倒すつもりのようだが、彼女もシロッコを倒すべき敵と感じたよう
・ 女の戦い
相討ちで終わった女の戦いだが、レコアさんは後半の挙動を見れば解るんだけど、エマさんの言うとおり女でありすぎ。
・ パワーアップするZ
戦いを楽しんでいるヤザンにカミーユの怒りが爆発!カミーユの怒りを受けてパワーアップしたZガンダム赤いオーラをまとい、ハンブラビを一刀の元に倒したがオーラを纏うという描写はリアルロボット物であるガンダムには似つかわしくない。同時期に作られた某ロボットアニメも似たような演出はあったものの、あっちはスーパーロボットアニメだから許せたのだが・・・