remove
powerd by nog twitter

機動戦士Zガンダム−星を継ぐ者−感想

<上映前>
 前売り券を1週間前に購入した後前日までは京都のMOVIX京都で鑑賞するか大阪まで見に行くか迷っておりました(大阪は舞台挨拶があった。何で京都では舞台挨拶をやってくれないのだろう・・・)
 封切り当日の5月28日に一度映画館へ行っていますが、その日は午前10時30分の部と午後12時30分の部の両方が満席で鑑賞できず(他は19時30分の部があったが時間の隔たりがありすぎたのでパス)、仕事が休みだったので翌日である29日の10時30分の部を鑑賞することに(28日に席を取っておいた)。10時30分の部を観る前に買い物をしていたのですが鑑賞前はパンフレットを購入し、鑑賞後にテレホンカードを購入。29日には限定のプラモデルが28日の時点で売り切れになっているという事を聞いたのですが、Z人気は衰えていないことを知ることが出来ます。
 鑑賞に来られた方の大半は男性で女性は数えるほどでした。中には子供連れの年配の方も・・・女性のZファンが少ないのは悲しいです。


<黒いガンダム〜旅立ち>
 まずはプロローグ。シャア率いるMS隊がガンダムMkUを強奪する作戦のためサイド7・グリーンオアシスに向かうシーンから。TV1話のコロニーに向かうシーンは登場せず、2話のシャアが単身グリーン・ノア2に調査に向かうシーンから始まる。ここで登場した新規カットはガンダムMkUがバルカンを発砲するシーンとグリプスの管制室のシーンが追加。MSのコックピットのモニターの方も今風に修正が成されている。
 カミーユがMkUを動かすシーン〜自分を辱めたMPに対しバルカンを発砲するシーンでも台詞回しが変わっており、コロニーを脱出する際のセリフにしてもTVでは「ティターンズは嫌いですし・・・」だったのだが映画ではガンダムを奪ったことで後戻りできないと言った意味のセリフを言っている。

<カプセルの中〜父と子と・・・>
 カミーユがアーガマにたどり着き、色々と聞かれるシーンやMkUの装甲に関することを聞かれるシーンで台詞回しが異なっている。カミーユの母がカプセルに閉じ込められていることを知るシーンからTVとは大幅な解釈がなされており、エマと共にフランクリンが随行したり、交渉のどさくさにまぎれてフランクリンがリックディアスを奪ってアレキサンドリアに戻ろうとするシーンが登場。MS越しにフランクリンに母の死を告げるカミーユもTVにはなく新規の解釈に。
 父が死んで傷心のカミーユと共にアーガマのロビーでエマ、レコア、シャアが会話をするシーンでは木々が生い茂る風景をバックに会話。シャアについても言及されるがシャアについての会話はエマが中心になっていました。セリフ自体は大体はTVのカミーユの発言と同じでしたが、妹がどうのという発言も・・・会話の後食事でもしないかとエマを誘うシャアのシーンがあるがこういう他愛のない会話もドラマを作る要素だと言うのがわかる。

<地球圏へ>
 アーガマのロビーでレコアが地球に降りることを聞いていたカミーユ。この後エマはレコアと共に30バンチ事件の話をすることに。TVではエマがレコアから30バンチの暴動を毒ガスを使って鎮圧したと言うティターンズのやり方を聞く→7話で30バンチに向かうという流れでしたが、映画ではレコアさんがビデオに収めた30バンチの状況をエマに見せるという風に変更。ビデオでのミイラ化してしまった人を発見するシーンなどは7話のフィルムを彩色しなおしているようだ。
 ジェリドとライラが初めて顔を合わすシーンだが、フィルムが同じでも台詞回しが異なっており、ライラの態度がきつい目に・・・TVの方は大人の女らしい喋り方をしていたのに・・・・TV版で声をあてておられた佐脇君枝さんに劇場版で声をやってもらいたかったです・・・

<再会〜大気圏突入>
 ファと再会するシーンではファの声が今時の女の子風になっているのが気になった。オリジナルの松岡ミユキさんの声はやや抑え目と言った風だったのですが・・・
 アレキサンドリア級巡洋艦ハリオの艦長とシロッコが話すシーン(TVでは11話冒頭になる)ではシロッコの声はTVと同じ声優なのに違和感を感じてしまった。
 大気圏突入のシーンでは大気圏突入の任務にライラが参加していたりMS発進シーンの方に大幅な新作カットが用意されている。大気圏突入のシーンの間にアムロのシーンが挿入されている。

<ジャブローの風>
 ここのシーンは新規カットは殆どなく、セリフまわしに変更が増えている。カミーユの「抵抗をすると無駄死にをするだけだって何でわからないんだ!」や、ジェリドの「力のないものは死あるのみ・・・力のないものは・・・」と言ったセリフがないのは残念。

<アムロ再び〜ED>
 14話に相当するシーンは新作カットが殆どで、ヒッコリーに向かうエゥーゴの面々の会話シーンや、クワトロ大尉はシャアでは?と疑うカイとあくまでもクワトロ大尉と共に戦おうとするカイの会話が新解釈で面白い。
 上空でロザミアの駆るギャプランと戦うシーンを見て思ったことを・・・劇場版のロザミアの声は浅川悠さんが演じているが、普通の喋りはオリジナルの藤井佳代子さんと遜色はないのですが、藤井さんは昨年「特捜戦隊デカレンジャー」で素顔出演されていました。藤井さんが出演されてもおかしくはなかったのですが・・・
 EDの後パート2のPR映像が流れていましたが、フォウの声が島津冴子さんじゃないことに気付いた時はショックでした。フォウは島津冴子さんが演じていたからこそガンダム界でも有名なヒロインになり得たのに・・・


<おまけ・Z劇場版で変更になった声優さん(敬称略)>
・ファ:松岡ミユキ→新井里美
・ブレックス:東堂貴也→石井康嗣
・アポリー:阿部建太(柴本浩之)→大川透
・カツ:難波圭一→浪川大輔
・ハヤト:鈴木清信→檜山修之
・ライラ:佐脇君枝→浅野まゆみ
・ロザミア:藤井佳代子→浅川悠
・ハロ:荘真由美→沢村真希
・フランクリン:石森達幸→沢木郁也


ZガンダムTOPへ
TOPへ