解説
「戦国魔神ゴーショーグン」、「ミンキーモモ」で知られる葦プロが1985年に製作したロボットアニメ。
1986年(という設定らしい)、地球に突如現われた謎の異星人、ムゲ・ゾルバドス帝国に対抗する為、地球軍は特殊部隊「獣戦機隊」を結成。獣戦機隊に配属された元士官候補生の藤原忍、結城沙羅、式部雅人、司馬亮の4人が合体ロボット「ダンクーガ」でムゲ帝国の野望を阻止するために戦う・・・と言う内容(間違っていると思いますが・・・)。
この作品はスーパーロボット物に分類されるが、放送された85年がリアルロボット全盛期(と、言ってもリアルロボ人気も下降気味だったそうですが。ダンクーガが放送された1985年は「機動戦士Zガンダム」が放送されていた)ということもあり、「ガンダム」に代表されるリアルロボット物の要素も組み込まれていたし(複雑な人間関係、リアリティのある設定など)、「美少女戦士セーラームーン」で知られる只野和子さん、吉松孝弘氏らスタジオライブのメンバーや、羽原信義氏、大張正己氏ら葦プロの若手社内スタッフによる原画も注目を集め、サンライズの「重戦機エルガイム」同様に若手のスタッフが中心になった作風はファンを獲得した。しかし斬新過ぎたことなどが原因で放送は打ち切りになり、真の最終回はビデオ用作品「失われた者たちへの鎮魂歌(レクイエム)」で描かれた。
他にも「獣戦機隊SONGS」、「GOD BLESS DANCOUGA」、「白熱の終章」というビデオ用作品が製作された。
ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズに多数参戦し(ダンクーガの初登場は「第4次」)、再び評価されているし、スパロボからダンクーガを好きになった人もたくさんいます。
はまった理由
高校生時代にゲーム「第4次スーパーロボット大戦」でこの作品を知り、ビデオを借りて見たが、リアリティのある設定、登場人物の葛藤を描いている等ガンダム好きな私の精神に合うものがあり、一気にファンになってしまいました。
ビデオを見ていた当時はエヴァンゲリオンがマイブームだったこともあり、心理ドラマがあるこの作品にのめり込んでいった。ただし、純愛ドラマ部分は私的に好きではなかったのですが・・・
もし、単純に勧善懲悪を描いたスーパーロボットアニメだったら自サイトでこのようにダンクーガコーナーを作らなかったと思います。それくらい複雑な人間関係を描いたこの作品の虜になったわけで…
ファンになったのは高校生の時だと前に述べましたが、短大生になるまで自分がダンクーガのファンである事は周囲の人間には隠してました。(マイナーすぎるし、喋ってしまうと何かと言われるのを恐れていたみたい)
ビデオを借りてからは持っているハード限定でスパロボをプレイするようになったりと思い入れの強い作品になった。
2000年にDVD版が発売になり、購入したが、これは宝物です。簡単には売れないし。(初めて買ったDVDなので。)
<スタッフ>(敬称略)
企画 | 春日東 佐藤俊彦(葦プロ) |
総監督 | 奥田誠治 |
シリーズ構成 | 藤川桂介 |
音楽 | 戸塚修 いけたけし |
キャラデザイン | いんどり小屋 |
メカデザイン | 大張正己(葦プロ) 平井寿(現:久司/中村プロ) |
美術監督 | 新井寅雄 |
撮影監督 | 福田岳志 |
プロデューサー | 片岡義明(旭通信社) 加藤博(葦プロ) 梅原勝 |
製作 | 旭通信社 葦プロダクション |
<キャスト>(敬称略:キャストはTV版のもの)
藤原忍 | 矢尾一樹 |
結城沙羅 | 山本百合子 |
司馬亮 | 塩沢兼人 |
式部雅人 | 中原茂 |
ロス・イゴール | 池田勝 |
葉月博士 | 石丸博也 |
アラン・イゴール | 田中秀幸 |
ローラ・サリバン | 藤原理恵 |
シャピロ・キーツ | 若本紀昭(現:規夫) |
ルーナ・ロッサ | 島津冴子 |
デスガイヤー将軍 | 屋良有作 |
ギルドローム将軍 | 佐藤正治 |
ヘルマット将軍 | 二又一成 |
ムゲ帝王/ナレーター | 仲村秀生 |