「PSPへの期待」 9月23日(木) 東京ゲームショウ2004を目前に、NDSとPSPの熱い前哨戦が始まっています。
任天堂はNDSについて発売日を12月2日、価格を15000円と衝撃の発表。
PS陣営としてはPS1の時の「1・2・3」を狙って12月3日を目論んでいたんじゃないかなぁとは素人目にも考え付きますが、その前日を突く12月2日!イヤンいじわるぅ。さらに価格が15000円。どこをどうひっくり返せばあの装備で15000円なんて価格が出せるんだろうってなもんで、ソニー陣営、9月21日に開催された「PSビジネスブリーフィング」ではPSPの発売日について「ソフト側の状況を見極めながら最適な時期を見極めている」とコメントするにとどまり、価格については「ユーザーの反応などを見て決めたい」としました。NDSの衝撃発表にちょっと腰が引けたかなと勘ぐられても仕方ない具体性のなさにちょっとガッカリ。
まぁ12月3日発売説は安直にしても、ソニー陣営にとってNDSの詳細発表は相当な痛手だったことは久夛良木社長の苦笑いからも想像がつきます。さぁ、ゲームショウが始まります。戦いの行方は如何に。NDSについては、全く新しい「遊び」を提供してくれそうな雰囲気満々なことから、「ゲーム界に新たな風」を吹かしてくれるんじゃないかと相当の期待をかけている事は前々から書いている通り。さらにセガから「きみのためなら死ねる」が発表されたことでその思いは150%アップしました。絶対期待を裏切らないマシンだと確信しているし、発売日に必ずGETしたい。では対するPSPに対してはどうかと言いますと、これはこれでかなり期待。NDSは「ハードの思想自体」から感じる未知の期待感が胸をギュンギュンさせてくれますが、PSPに関しては「今までのゲームの進化の延長線上」でのポータブルゲームという所に期待。単純に表現力の上がった携帯ゲーム機としての期待感と、PSやDCレベルのゲームの「ミニ化」ができるハードとしての期待感。NDSのワクワク感にはかなわないものの、結構面白そうじゃないですか。それとやはり移植ゲーマニアとしてPSPに期待するのは移植ゲー。PSPの解像度は480×272と、僕らが想像するいわゆる「ゲーセンのゲーム」の解像度は軽く凌駕しています。基本的に90年代くらいまでのゲームなら軽く完全移植ができるんじゃないかと素人ながらにも思います。
セガなんかは心を入れ替えてPSPで純粋な「SEGA−AGES」を作ってくれれば絶対神格化されること間違いないと思いますが。アレンジするならひとつアイディアとして、PSPは横長で横解像度も驚異的に細かいわけですから、横への視界が広い「ファンタジーゾーン」とか良くないですか。鮮やかな画面が目に浮かびます。その程度の付加価値でいいですから。
あと「ダライアス2」なんかもオリジナルに近い形で出せそう。携帯ゲームはシンプルさが命なので、そういう過去のアーケード遺産を活用するのも大いにアリだと思います。
さらに21日発表された新しいラインナップ表にはあの「プリンセスクラウン」も追加されていました。
このようにサターンなどの名作が手軽に遊べるとしたらこれはPSPならではの展開ですよね。サターンゲームに手軽さを盛り込んで復刻してくれたら嬉しいナァ。PSPには、あくまでも「携帯マシン」ということを忘れない。でも凄い。そんなゲームに期待します。やはり携帯ゲームの良いところは「いつでもできていつでもやめられる」ところ。高い性能を持ちながらも「ゲームの本質」を大切にした作りじゃないと存在価値が失われちゃう、そんなPSPに期待です。凄いゲームでも気軽に(←ここ重要)楽しめるのなら全然OKです。NDSとは違った形でゲームの面白さを醸し出して欲しいですね。個人的には布団をかぶったままでプレイできる怖〜〜いゲームとか希望!手元で幽霊屋敷探検とか出来たら楽しそうだぁ〜!ネットで友達と探検とか出来たらもっと楽しそう!それと、横解像度が非常に細かいので、NDSに対抗して擬似的に横2画面なんて遊び方もできそうだし、アイディア次第で面白いものが出てきそうですね。
NDSにしてもPSPにしても結局は作り手のゲーム制作に対する姿勢ですね。どちらも近年の据え置きマシンの行き詰まり感を、「ゲームの本質」を見直す事で断ち切って欲しいです。
携帯マシンで複雑なゲームはやめましょう。
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