「いろはから始めよう」 9月 4日(土) 始まりましたねーAMショー(って今日が最終日ですけど)!
斜陽と言われているアーケードビデオゲームに復興の兆しですよ!
カプコンとSNKはお祭り2D格闘作品の競演!「カプコンファイティングジャム」は新規書き起こしキャラが(現時点で)1キャラと見た目に斬新さが足りないですが、やはり「ウォーザード」のキャラ参戦はインパクト大。対するSNKはハッチャけ度満点の「ネオジオバトルコロシアム」で対抗!使い回しが得意技のSNKプレイモアには考えられないほど新規書き起こしキャラが多数参戦しそう。「メタスラ」や「ワーヒー」からもキャラを引っ張ってきちゃう気合の入れように期待です。
他にも格闘では「拳獣」や前代未聞の同人作品AC移植作品「メルティブラッド」など賑やか賑やか。3Dでは「鉄拳5」に「バーチャ4FT」。一時期の廃れっぷりがウソのような充実っぷりじゃないですか。
シューティングだって負けてない。ギガウィングの続編「翼神」の出展、「雷電III」、「式神の城III」の発表。関連して新AC基板の発表。上のシューティング3作が開発中のタイトー新基板「TypeX」は、WindowsPCで開発できるスグレモノ。低コスト(これ重要)で高いスペックの作品が作れるみたい。ケイブやトレジャー、彩京なども参入し、アトミスウェイブと並ぶ業務用ビデオゲームの核になりそうですね。当然家庭用移植もバンバン実現するでしょう。あーワクワクする。
音ゲーが相変わらず人気の「コナミ」はAMショー出展なし。
しかしHED大期待の「ポップンミュージック12」はロケテが行われています。
ロケテ版に収録されている新曲は12曲。気になる版権曲は現在3曲公開で「名探偵コナン」、「新世紀エヴァンゲリオン」、「世にも奇妙な物語」。「世にも・・・」来ましたねー。チョイスもポップンらしいですが、叩いて楽しそうなのもさすが。
このロケテ版「12」では新堂敦士氏の曲が全削除されているみたいです。「パワーフォーク」の1〜6やLIVE曲、「パワアコ」や「サイバーロカビリー」、「デジフォーク」・・・一気に削除。思い切ったもんです。
さらに筋肉少女帯の曲やTV・アニメ曲の削除もかなりされているみたいですねー。版権の問題で色々あるんでしょうか。それをカバーする新曲に期待です。しかし家庭用未移植曲で、今回のようにACで先に削除された曲がある場合は家庭用で遊べる確率少ないんでしょうか・・・?今回ロケテ版で削除されている「パタパタママ」はどうなるんだろう・・・。ご本人が歌っている上に思い出いっぱいの曲だっただけに、家庭用「10」では是非収録を・・・。
あと、今回一番変わったのはタイトルでしょう。今回は「ポップンミュージック いろは」というタイトルで、雰囲気も「和」に統一されています(嬉しい!)。それに合わせて「和」テイストの曲が大幅に増えてくれたら嬉しいな〜。「11」の「ねぶた」や「出雲」は「いろは」にとっといても良かったんじゃ・・・?
なんにせよ稼動が楽しみです。続報に期待。
にわかに活気を取り戻してきたACビデオゲーム。
タイトーの「TypeX」は期待です。やはりゲーム作りに金がかかりすぎてるわけですよ今は。「いかに凄いゲームを作るか」じゃなくて、「いかに安価に良作を作るか」ですよ。それも日本発日本向けに。
「いろはにほへと」はわが国ニッポンの始まりの言葉。
そろそろ自分たちの言葉で一からやり直さないといけないと、業界が気づいてきているのではないでしょうか。もちろん経営的に考えて安価に作品を作らなくちゃいけないわけですが、そんな状況でもなお、アーケードビデオゲームを生み出してゆこうという姿勢に、古くからのファンとしては期待をかけずにはいられないのです。
色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず・・・
戻ろうね