仕切り直しの口直し

　なんだかんだ言って「ＰＳＯ　ＢＢ」やってない・・・。

　まぁ「気が向いたときに気軽に出来るデスクトップアクセサリー」だから別にいいんですけど。

　それはさておき、悪名高き「ＳＥＧＡ－ＡＧＥＳ２５００」で、ついに伝説の「バーチャファイター２」が発売されることになりました。しかも今回は初めてセガ内部での開発、それも生みの親であるＳＥＧＡ－ＡＭ２が担当というＳＥＧＡ－ＡＧＥＳにあるまじき奇跡。

　２５００円とはいえ「さすがに取り返しのつかないことになりつつある」ということに気がついたんでしょうか。ユーザーからの愛ある罵詈雑言にさすがにようやく人の心が働いたというか。「タムソフト」とか「シムス」とかには任せちゃいらんねえ！ってかせめて「アウトラン」の前に気づいて欲しかったヨ！マジ泣いたヨ！

　今のところの公式情報では、ＡＣと全く同じの完全移植の上サターン版のＢＧＭ追加や各種モードの充実など全く持って「ＳＥＧＡ－ＡＧＥＳ」らしからぬ素晴らしい仕様でして、これが本当なら「バーチャ２」に関しては家庭用初の完全移植、ひいてはＭＯＤＥＬ２の初完全移植となり、ユーザーから見た「ＡＧＥＳ」の意義をようやく完全に実現したと言えるわけです。２５００円なら普通に安いし。

　一応公式ページに書かれていた熱い宣伝文句を。

・バーチャジャンキーたちが繰り広げた熱い宴、10年経った今ここに再燃！
　94年発表の「VF 2」、95年の再調整版である「VF 2.1」の両バージョンを収録しながら、グラフィック・操作性・サウンドは当時のままに再現、MODEL2基板の初の「完全」移植に成功。開発は本家SEGA-AM2が担当しており、クオリティは保証済み！

・当時のままの技入力タイミングを再現！
　セガサターン移植版ではハードの制約上で1/60フレームで動作しておりましたが、本作ではMODEL2基板同様に秒間57.5フレームでの稼動に成功(*)！プレイ感は当時のままに再現され、あの熱い日々に体で覚えたリズム（技入力タイミング）はそのままに体感可能！

*) テレビ画面では60フレームで表示される為、一部コマ落ちのように見える場合があります。

・各種モードももちろん搭載！
　アーケードモード、VSモード、段位認定試合のランキングモードなど、格闘ゲームソフトとしてのエッセンスは当然ながらに搭載、またサターン版に収録されていたBGMアレンジバージョンも収録、ファンには魅力的な要素も追加。

　しかしこう読んでみると改めて物凄い仕様。

　でもなんか、６０フレームを５７．５フレームにした上「テレビ画面では一部コマ落ちのように見えます」ってあんた・・・ゴメンね！移植じゃなくてエミュレーションしただけだから融通利かないんだヨ！という香りがプンプンしますが、完全再現されてるならまぁそれはそれで良いとしますか。

　ＳＥＧＡ－ＡＧＥＳ２５００の作品にこんなにワクワクするのはこの企画自体が発表された時以来です。

　初めからこうすれば良かったのにと思う一方、この次の作品はどうなるんだろう、まさか前のクオリティに戻るわけにもいかんだろうなぁといらぬ心配（当然いらぬ心配ですよね！？セガさん）をしてしまったりもします。

　ユーザーの気持ちとしてはＭＯＤＥＬ２作品の完全移植をガンガン実現してくれるのかも！？と思ってしまうということは素人でも予測がつきますので当然プロであるセガの方々もそう考えているでしょう。「デイトナＵＳＡ」、「ソニックファイターズ」、「セガラリー」などが安価で完全移植されるならまっこと素晴らしいシリーズ。既に発表済みの「ラストブロンクス」もオリジナルスタッフにより完全移植ですよね当然。

　セガさん、「アウトラン」には心の底からガックリさせられましたヨ。なんですかアレ。

　アーケードではああんな美麗な「アウトラン２」が稼動してるし、「ゲイングランド」などはそれなりに出来が良かったのでウッカリ期待しちゃいました。でも所詮「ＳＥＧＡ－ＡＧＥＳ２５００」でした。

　次からは本当に期待してもいいんでしょうか。

　これからはセガ自身がこのレベルの作品をドンドン出してゆくんですよね。

　まさかその後は今までのクオリティに戻ったりしませんよね？

　一番注目すべきなのはこの「バーチャファイター２」の次の作品のような気がします。