remove
powerd by nog twitter


「5分間ゲーマー宣言」 8月17日(水)


 
 GBAの「リズム天国」、皆さん買いましたか〜?
 これ面白いですね〜!
 ズンチャッ、ズンチャッ、というリズムを刻むことを基本にしたミニゲームが40種類(重複あり)も収録されています。
 同じ制作陣である「メイドインワリオ」よろしく、すげーセンスしてるアホなゲームが怒涛のごとく押し寄せてくる様には思わず笑いがこみ上げます。

 点数の追求がない分「メイドインワリオ」と比べると若干飽きやすいですが、3800円でこれだけ楽しませてもらったら大満足。
 超気軽に、ほんの少しの時間でも楽しめる、まさにGBA(特にミクロ)にピッタリのゲーム。


 いやこの感じ、これがそもそもゲームの面白さじゃなかったかなぁ。
 
 
 最近合うゲームがないと先日書きましたが、ここ最近は目に見えてゲームとの関わり方が変わりました。
 ゲームをやる気がほとんど起こらない。てか、やる気にさせてくれるゲームが少なくなった。


 あれだけ毎週買っていたゲーム雑誌も全然買ってない。
 ページを開けば凝ったキャラクターや仰々しい世界観がこれでもかといわんばかりに目に飛び込んでくる。
 やれキャラデザは誰だとか脚本は誰だとか作曲者は誰だとか。

 
疲れるって。

 「ステージ6は雲の惑星『モクスター』だ!」とか
 「最終ステージはボスラッシュだ!」とか書いてあった方が俄然ワクワクする。

 これは単なる「懐古主義」ではないと思う。
 今ここにいる一人のゲーム好きの素直な気持ちです。

 ゲーム以外にもやりたいことや楽しい事がいっぱいあって、しかも時間がない社会人。
 それでもやっぱりゲームで遊びたいのに。
 最近はなんだかゲームの方が僕らを拒絶している。


 かつてのアーケードゲームには「5分間をいかに楽しませるか」という信条がありました。
 5分間で楽しませ尽くす、もしくは最初の5分で心をしっかと鷲掴みにする。
 この考えがとても好きです。
 
 確かにかつてのACゲームは(多少のセンスの差こそあれ)そういう作品が多かったですね。
 「アウトラン」なんてゴールまで行って丁度5分くらい。まさに「5分間ゲーム」の真髄でした。
 
 今どきのゲームなんて、5分だとゲームが始まるかどうかすら怪しい
 
 5分で完全燃焼できる、もしくは5分で「おもしれぇ〜!」って感じられる。
 この「5分間ゲーム」の法則こそ、(TV)ゲームという娯楽の
本来の楽しさではないでしょうか。

 たかがゲームに
作家性だのメッセージ性だの余計な芸術性が介入してからおかしくなった。

 GBAの「リズム天国」を見習ってくれと。

 ストーリー性 → ナシ
 キャラクター → ヘタウマ
 操作性 → ボタン1個(もしくは2個)
 説明書 → 見なくてOK

 こんなんですが、ゲームとしての面白さを5分以内にキチンと提示している。
 
 パッと手にとって、それこそ5分楽しめばスパッとやめられる。
 社会人ゲーマーはこういうゲームを待っている。

 もちろんいつも言うように新世代の性能をバリバリ使った作品でも面白いものは面白い。

 性能追求→つまらない と言っているわけではありません。
 「5分間」ゲームと言っても、本当にキッチリ5分でどうこうではなく、それぐらい
気軽で、直感的に面白さを感じられるゲームのことと言う事で、それはハードの性能に関係なくちゃんと作る所は作ってきます。

 しかし今は
「今どきゲーム」の勢いに多少押され気味の我らが「5分間ゲーム」。

 しかし「5分間ゲーム」の灯は決して消してしまってはいけないのですよ。
 その灯が消えた時、僕らの大好きなゲームは、完全に何か別のものになってしまいます。
 マニアックで面倒くさいゲームに負けるな5分間ゲーム!

 HEDはこんな時代に細々と行き続ける「5分間ゲーム」を精一杯応援します!

戻ろうね