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「現代のゲーム&ウォッチ」 6月2日(金)


 
GBAの名作「まわるメイドインワリオ」を久しぶりに遊びました。
 まだ出現していなかったミニゲームやおもちゃなどがあり、やる気が再燃。相変わらず面白れぇー。
 
 本編ではないオマケのミニゲームも超秀逸。
 それぞれにちゃんとタイトル画面があってハイスコア管理もされている本格的な作り・・・なんですが、1ゲーム5〜10秒くらいで終わるものとかあって笑えます。
 でも燃える。なんだか妙に面白い。単純に「最高得点を目指す」だけなんだけど、つい繰り返し遊んじゃう。何かと忙しくてストレスの多い社会人生活にはこういう「シンプル」で「楽しく」て「一瞬で終わる」ゲームがとても合います。これはまさにGBAだからこそ。うーん、大好きGBA。
 
 
 さて、E3の3大巨頭激突、最後は任天堂です。
 Wiiを体験するために6時間の行列ができたとか。いやはや恐れ入りました。
 「次世代機」ではなく「新世代機」であるというWiiですが、「E3での発表に集中して欲しいから」という理由で先にネーミングを発表した割には特に目新しい発表もなかった印象ですね。
 まぁ大量のプレイアブルソフトを出展したことで、準備が順調に進んでいる事をアピールしましたが、価格や発売日、「バーチャルコンソール」の詳細などまだまだわからないことだらけ。任天堂は日本がホームグラウンドですから、その辺は日本で発表するのかもしれませんけど。
 
 何より一番衝撃的な発表だったのはWiiでもDSでもなく以下の発言。
 
 
 「(携帯型ゲーム機)ゲームボーイ・アドバンスの次世代機については、 どうするべきか考えているところだ。(ユーザー・インターフェイスの携帯型ゲーム機) ニンテンドーDSが強い支持を得ており、この状況に水を差したくはない」(岩田社長)
 
 GBAの新機種は当面ないとも取れる発言をしています。
 確かに商売としては当然の流れですよね。NDSの人気に冷や水をかける必要はない。またくその通り。 
 
 この発言で、任天堂は「三本柱」から「二本柱」に移行した、つまりGBは切ったのではないかという意見が結構出ていますが、そうではないような気がします。

 新機種という展開は当面しないものの、GBAに新しい役割を与えて活かしてゆこうとしているのではないでしょうか。
 WiiやNDSにはできない、GBAならではの役割、それはボタン一つでも気軽に遊べる「シンプルゲーム」マシン


 DSがあればGBAはいらない、という意見を時々見かけますが、これには素直に同意できません。

 2画面もタッチパネルも音声認識も全く必要ない、そういうゲームがつまらないかというとそんなことは全くないんです。
 気軽にパパッと電源を入れて、場合によっては片手でも遊べるゲームマシン、そういう役割を果たせるのはもはやGBAしかない。
 


 7月に7本一気に発売される
「bit Generations」シリーズを見ればその思惑がわかります。
 8bit時代のグラフィックテイストと今の技術を融合した超シンプルゲーム。あのグラフィックが許されるのは今やGBAをおいて他にはないわけです。
 そして何気に期待度が高まっている8月発売の「リズム王国」
 「メイドインワリオ」を彷彿とさせるテイストも納得、同じチームが制作しているとのこと。
 GBA発の「メイドインワリオ」ですが、GCやNDS、そしてWiiなどの他機種へ行ってしまいました。しかし、やっぱりGBA版が一番だったなぁ。手軽さがウリのゲームだけに。制作陣も「やはりGBAで!」という気持ちがあるんでしょう。一瞬で楽しめるゲームはGBAの専売特許!

 ミクロ発売後、任天堂はGBAの作品を従来よりもう一歩シンプルに落とし込んできているような気がします。
 NDSの目玉である「タッチジェネレーション」の対をなす「ビットジェネレーション」という言葉が今回の思惑を十二分に表していますね。

 ただし、この展開が完全にコケてしまうとGBの立場は危うくなるでしょう。シンプルゲーム機がどこまで訴求されているか。これは勝負です。個人的には凄くワクワクしますけど。

 かつてビジネスマンを中心に流行した「ゲーム&ウォッチ」。GBAは21世紀のゲーム&ウォッチになれるでしょうか。時計機能はありませんけどw


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