remove
powerd by nog twitter


「ソニー終了宣言」 5月15日(月)


 終わりましたねー、E3。
 皆さんの目にはどのように映ったでしょうか。

 個人的には、ハード関連の発表は近年まれに見る面白さでしたが、ソフトやコンテンツ関連ではちょっと拍子抜けかな?という気もしました。もっと隠し玉的なサプライズがガンガン出てくると思ってましたが・・・。



 まずカンファレンスの先陣を切ったソニー関連。
 「ファイナルファンタジー13」を3種類制作、そのうち2本がPS3!と大々的に先制パンチを行ったPS3陣営。
 しかしその直後、SCE本陣から「価格・廉価版62000円、通常版オープンプライス」という衝撃的なズッコケ発表が!
 まさかまさかの展開に、ユーザーだけでなくサードパーティーも凍りついたとかつかないとか。

 通常版は結局75000円くらいに落ち着いたようですがどうですこの鬼価格。
 HEDはアンチPSでもなんでもないですが、正直この展開はどう贔屓目に見ても終了臭が漂ってます。

 62000円の方はメモステスロットやHDMI端子もないそうです。
 HDMI端子ナシって・・・著作権保護されたブルーレイ映画は観れないんですか(汗)。
 
 マスコミはこぞって「PS3は6万円!」と報じていますが、実際は75000円ですよ。なんか「少しでも安く見せよう」というセコさすら感じます。

 公開されたソフト群も、正直XBOX360とグラフィックの差も感じられず、とにかく「価格」のみが特大インパクトを与えただけの発表となりました。


 久夛良木社長は「PS3がゲーム機だとは言ってない」と発言しだしたようですが、これは「ゲーム機戦争からの離脱」を宣言したのと等しいですね。
 PS3はゲーム機の領域を超え、(勝手に)高みに登って行ったと。もうゲーム機というレベルで見てくれるなということです。

 その割には初回販売に200万台用意するそうです。
 PS2の実に2倍の売り上げ速度を見込んでいるわけです。

 正気なんでしょうか。
 この価格でそこまで本当に売れたとしたら、ソニーは神。
 普通に考えて「普及する価格」ではないのは明らかです。

 ソニー(ってか久夛良木さん)が「PS3はゲーム機ではない」とぶち上げて超高価格を設定するのは構いませんが、ちゃんとサードには説明したのでしょうか。到底普及するとは思えない価格帯のハードで、恐ろしいほどの金をかけてソフトを開発する会社あるのですか?

 スクエニとかあんなめちゃ金がかかる「FF」を2本も作っちゃって会社として大丈夫なんでしょうか。開発を始めた段階でこの価格を知っていたのだとしたらすげぇチャレンジャー。ボランティアですか。
 セガも相変わらず空気読めずに「バーチャ5」発表してるし。絶対PS3だけじゃ商売にならないって。

 
 今回の3大ハードメーカーの発表で、唯一「ワクワクしなかった」のがPS3でした。

 なんだか、すごいだろ、すごいだろ、高いけどすごいんだぞ。としか聞こえてこない。

 そのくせWiiのコントローラーやXboxLiveのパクリ展開も盛り込んで。

 「遊び」をクリエイトする会社ではなかったなー。所詮。



 HEDがPS3に期待するのは「PS2ソフトの全D4化」と「HDDへのPS2ソフトインストール」かな。
 サードが充実したPS2のソフト群は貴重な資産なので。
 これができるなら一応買います。それでもすぐには買わないだろうけど。


戻ろうね