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「SEGA-AGES2500」 3月29日(月)

 いやぁ、「北斗の拳」面白いナァ!
 
 今回は初めてオリジナル版が収録されたわけですが、単純に嬉しい。なんでいつもこうしないかな。
 
 マークIIIの「北斗の拳」は実機がすでに隠居生活なので久々にプレイしましたが、そのまんまですね!PS2で動くマークIIIゲームに素直に感動!しかも改めてプレイすると、単純なのに面白い。

 ガスッ→バーン、ガスッ→バーンという、なんていうんだろ、敵の死に様の「溜め」が妙に気持ちいいんですよね。パンチやキックの間合いの測り方も絶妙で、単純なハズの道中が楽しくて爽快。そして中ボスのアクセントに、カッコイイ演出が光る大ボス。制限のある性能の中、ここまで花も実もあるなんてかえすがえす名作だなぁー。

あぁっ、そのまんまだ!

みんなコレで大きくなった。
 
 それに引き換えリメイク版。どうなっちゃったのコレっていう出来。ゲーム性、爽快感、テンポ、演出、全てにセンスなし。
 ただただダーーッと現れるザコを倒し続けるだけ。雑魚に毛が生えた程度の中ボス(しかもハメが利く)、ボスもただの4流格闘ゲーみたいな感じ。マークIII版の良かった点をここまでゴッソリ持ってかれちゃうと逆に嫌がらせかと思います。
 
 中祐二氏が今回マークIII版の収録を熱望したみたいですけど、今までのAGESの経緯を見て「そんなんが『セガの北斗の拳』と思われちゃカナわん」と思ったからでしょう。大いに正解。全くその通り。
 
 この「北斗の拳」もそうですが、「SEGAAGES2500」って、なんでこんなにわざわざ原作ファンを敵に回す仕様にしたがるんでしょうかねぇ。思うんですけど、普通リメイクってオリジナルの良さを残しつつ、足りないところを補完して行くわけでしょ?このシリーズはなんか「オリジナルの良さ」をまずリセットする所から始まってるみたいな感じですけど(最近は良作も出始めてますが)。


 「スペハリ」なんてグラフィックそのままで、解像度あげてスプライトをポリゴンにするだけで充分だと思うんですけどね。あのグラフィック、バランスのまま、キレイで立体的になってる。そんなリメイクをお願いしたかった。今からでもいいから作り直して欲しいです。そういう意味では「ファンタジーゾーン」が一番無難なコンセプトだと思います。
 
 色々言われているでしょうが、ファンはそんなに難しいことを望んでいないと思います。
 低価格シリーズというのを言い訳にしないで下さい。多少高くてもいい仕事をしていればきちんと売れます。ましてやこのシリーズなら。批判は期待の裏返しなわけだし。


 今後は自戒の意味も含めて積極的にオリジナル版の収録をしていって欲しいです。

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