「AGESの理想形?」 2月7日(火)
3月が大変なことになってます。
斜陽斜陽と言われるゲーム業界ですが、ソフトの充実ぶりは近年稀に見る桜満開状態ではないでしょうか。
個人的に絶対欲しい(購入意欲150%)のものだけ挙げても・・・
「ニンテンドーDS Lite」本体
NDS「聖剣伝説DS」
NDS「右脳の達人 爽解!まちがいミュージアム」
NDS「このクイズ野郎!」
PS2「カプコンクラシックスコレクション」
PS2「ポップンミュージック12いろは」
PS2「ファンタシースターユニバース」
360「ランブルローズXX」
360「バーンナウト リベンジ」
DC「アンダーディフィート」
GBA[ユグドラユニオン」
PSP「ヴァルキリープロファイル」
すげえ。金もヒマもないっつーの。
てか死に体のドリキャスまでもが甦ってまとわりついてくるわよ!
さてさて、初回限定版に初代の完全移植版が付いていると言われては黙っていられません。世の中から消え去って泣きを見てからではすわ遅しと先日補完いたしましたよ噂の「セガラリー2006」。
しかしまぁ豪華なオマケですな。これ本当に次回出荷からは付いていないんですかね。50%くらい製品価値が落ちるのではないでしょうか。
で、その完全移植版といわれる「セガラリー(1995)」ですが、確かに良く出来てるじゃないですか!
個人的に気になったのは車や一部オブジェクトのテクスチャが甘いのでは?というところだけですが、実際初代AC版をそれほどやりこんだわけではないですし、最近見たサターン版の映像さえ「こんなに汚かったっけ?」と思ったくらいですから相当記憶は美化されているでしょう。なので違和感についてはどうこう言いません。とりあえず完全移植万歳!と言っておきましょう。
しかしモデル2のPS2移植(エミュ)技術も進んだものですねー。
モデル2と言えば「テクスチャーマッピング」という神技術と、「拡大しても荒くならない」シャープなグラフィック、そしてなぜかギンギラギンにギラついた色使いが特徴でしたが、相当の再現度まで来てます。今後にも期待です。
で、肝心の本編「2006」ですが。
これについては賛否両論飛び交ってますね。
個人的にはなかなか良い出来だと思います。
60フレームで安定した美しいグラフィックの世界をズザザザーっとラリーするのは単純に楽しい。ボーッと走ってるだけでも結構楽しい「セガっぽい」作品に仕上がっていると思います。
スタート前のロードが鬼のように長かったり妙に難しかったりするのはちょっといただけませんけど。難易度設定すらできないのはなぁ。オマケの初代は難易度設定可でロードめちゃ速なのに・・・。
あと初代があのギラギラした色使いだったのに比べ、暗めの色使いである「2006」はちょっと地味な印象を受けるかもしれません。
総じてイイ出来なんじゃないかと思いますが、皮肉にもオマケについていた「初代」から劇的に進化した部分(システム的に)もみられないので、なんとなく「リメイク」という印象を受けてしまいます。初代のコースも再録(グラフィックは進化)されているだけにその印象が強いのかも。
ゲームモードは「キャリア」、「アーケード」、「タイムアタック」の3種があります。
メインとなる「キャリア」は、レースを重ねお金を貯めて行き車をチューンナップしてゆくという定番のモード。しかしちまちま遊ぶより「5分」をバーンと楽しませてくれ!というアーケード肌のHEDにはこれがあまりにも楽しめない。
個人的にはアーケードモードさえあればいいんです。綺麗になった現代の「セガラリー」が遊べる。それで充分。
初代と2006の同じ場面より。写真だとわかりにくいですが2006はかなり綺麗になってます。
ん?これって「SEGA−AGES」?
てか「SEGA−AGES」の理想的な姿ではないでしょうか。
出来の良いリメイク、そして完全移植版の同梱。
製品の質と満足度の質が高いため、2500円で売れなんて無理な事は言えませんが、「AGESの理想形」ってどんなのかな?と問われたらこの作品を挙げちゃうかもしれません。
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