「家の中の新宿」 1月13日(金)
自分の家に新宿がまるまるやってきた!かつてこれほどグラフィックに衝撃を受けたゲームがあったでしょうか。
信じられないようなことを実現してしまったXBOX360の新作レースゲーム「プロジェクトゴッサムレーシング3」。あっぱれ次世代。「リッジ」や「DOA」も凄まじいグラフィックでしたが、今回の「プロジェクトゴッサムレーシング3」のインパクトはそのはるか上を行きました。もう口で言うより見てもらった方が早い。まずは見てもらいましょう。今回は大き目の写真を何枚か上げてみたいと思います。最初に注意しておきますが、下の写真は全てHEDがテレビの画面を携帯で撮影した実際のゲーム画面です。実写ではありませんのでお間違いのないよう。
JRのガードを抜けて西口方面へ。山手線や総武線もちゃんと走ってます。すげえ。
夜の街角から。「まんが喫茶」、「すき家」、「三越」・・・ありとあらゆる看板を忠実に再現。洋ゲーとは思えません。
あまりにもリアルな架空の新宿では、金網が張り巡らされ、サーキットが形作られています。
新宿のメインストリートを疾走。ゲームの画面とは誰も思わないでしょう。
「アコム」、「ヨドバシカメラ」、「パチンコジャンボ」など見慣れた光景が広がります。
ヨドバシカメラは何階で何が売られているかの看板まで忠実に。
新宿の街に突如立てられた「スタート&フィニッシュ」のゲート。
現実と虚構が入り混じるファンタジックな光景。
夜の歌舞伎町付近を走る。やばすぎですこの画面。
携帯のカメラで撮ったので決して綺麗な画質じゃないですが、雰囲気を伝えることはできたでしょうか。
しかしもはやグラフィックで衝撃を受けるのは難しいと思ってました。でも今回はヤられた。まさにビジュアルショック。まいりました。もう何も言う事はありません。
ブラボゥ
今回の作品ではロンドン、ニューヨーク、ラスベガス、そして新宿の4つのステージがあるんですが、明らかに新宿が一番気合入ってます。
新宿の町の建物はもとより、看板など全て忠実に再現されています。ゲームではありがちな「パーツの使いまわし」は全くナシ。看板も適当に配置されているわけではなく、全て実際のものを実際の位置でちゃんと再現してます。
「ヨドバシカメラ」、「ドンキホーテ」、「松屋」、「すきや」、「吉野家」、「ほのぼのレイク」、「アコム」、「つぼ八」・・・。新宿は親しみがあるだけに超感涙。これこそまさに次世代。外国の方が作ったとは思えないほどの新宿への愛。アイレムの描き込みに通ずる職人魂。死人は出なかったんでしょうか。このゲーム、ドライバー視点で遊べばまさに実車そのものです。ホントに運転しているみたいです。光の加減とか、フロントガラスの映りこみとか、神。秒間30フレームの処理ですが、ブラー処理で実際は40〜50フレームくらいに見えます。60フレのヌルヌル動きじゃないところが、逆に妙なリアルさを醸し出しています。そんなリアルな運転感覚で運転するバーチャル新宿。ゲームなのでスピード違反も飲酒運転もオールOK!ゲームとしても面白くまとめられていて、欠点なさそうな作品なんですが、あえて欠点を挙げるとすれば、まず上で書いた30フレーム。妙なリアル感を醸し出しているのは確かなんですが、せっかく細かく描きこまれた背景が、動き出すことでブラーがかかって見にくくなってしまう。これは残念。技術的にもこのグラフィックで60フレームは難しそうなわけですが、制作陣が「あと4ヶ月あれば60フレームで動かせた」と言っていたらしいので正直4ヶ月待っても60フレーム版で遊んでみたかったな。
あと、若干テクスチャの貼り遅れがありますね。割と近くに来てもテクスチャが荒いままの建物とかあって残念。この辺、製作期間の問題が大きいとしたら非常に残念です。でも逆に、XBOX360の性能を使い尽くすであろう「4」への期待も高まります。どうなっちゃうんだヨ!次は!
しかしゲームもついにここまで来ましたか。
「リッジ」や「DOA」も驚愕の美しさでしたが、これらはあくまで現世代の延長としての凄さ。
今回の「PGR3」は「次世代ではこんなことができるんだ!(死ぬけど)」みたいな迫力を感じます。
ついに突入した次世代の時代。これからどんな驚きを見せてくれるのか。楽しみですね。
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