「轟振どりるれろ」 9月25日(日)
ミクロが大々的に発売され、まだまだ現役、いやこれからの任天堂の一柱を担うに充分の実力を披露した「ゲームボーイ」。アメリカではバックライトつきのSPまで発売され、まだまだ携帯マシン王者の座を譲ることはできませんとばかりの話題性を振りまいています。
しかしバックライト付きのSP、欲しい!純粋にあのSPの画面でクッキリ明るい液晶だったらマジで最高の携帯マシン。しかしこれでミクロの存在意義が・・・なんて微塵も思いません。魅力ある商品バリエーションですよ。ミクロの使用感もSPの使用感もどちらもゲームをするには申し分ない快適なもの。本体のデザインコンセプトが違うので好みによって選ぶ楽しみがあります。高級感があってちょっとオシャレなミクロか、バリバリのゲーム機であるSPか。
現在の所両者それぞれの弱点としては、ミクロの場合ヘッドホンを付けない時の音量が小さい、SP(バックライト版)の場合はミクロより残像感がある、と言ったところでしょうか。まぁSPの方はまだ自分の目で確かめたわけじゃないですけど。
まぁそんな弱点は置いておいても、魅力的な機械ですどちらも。
さて、ミクロを入手し、その美しい液晶で色んなゲームがしたーい!と思っている矢先に任天堂から発売された「スクリューブレイカー 轟振どりるれろ」。ドリルを使って様々なステージを突き進んでいく痛快アクションゲームなんですが、またこれが良く出来てるんだなぁ。
もうゲームボーイならではになってしまったこの80〜90年代を思わせる丁寧な描き込みの2Dグラフィック。まずここで妙な安心感を覚えるでしょうレゲーマーの皆さんは。「やっぱり2Dはいいなぁ〜」と。
そしてアクションの爽快さ。「ドリル」を使った様々なアクションが今作の目玉ですが、このように何か「目玉アクション」を創出して作品全体を引っ張るという手法も、80年代ごろの良作アクションゲームを思い起こさせます。意欲的に楽しいアイディアを提示してくれたあの頃のニオイがします。
まだ始めたばかりですが、サクッと始めて、気軽に1ステージクリアみたいな遊び方もできるし、いつでもセーブしてやめられるし、うーん良作。振動するカードリッジなので、通常よりサイズが大きく、ミクロからはみ出しちゃうのが難点ではありますがw
決して世間を揺るがすような大傑作ではありませんが、今のGBに必要なのはこの様な小粒な「良作」。右見ても左見てもこんな良作がコロコロ転がってる状態を作り出せば、GBはまだまだゲームを引っ張れる。
GBに限ったことではない(むしろ据え置きの方が)ですが、肩のこる超大作が1本あるよりも「小品」のような良作が10本あった方が絶対嬉しい。
我々のようなかつてのファミコン世代はもう立派な社会人。毎日バタバタ忙しくしている我々のような人間を相手に、まっとうに商売をしようという意気込みを感じるのは、現状では任天堂だけですね・・・。
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