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「GB革命前夜」 9月12日(月)

 明日はいよいよ「ゲームボーイミクロ」の発売日ですね。

 この間ショップでミクロの試遊機があったので少し触ってみました。
 小さっ!でも画面が凄く綺麗!

 バックライトになった液晶は予想以上にクッキリ綺麗。フロントライトの時よりも若干残像が気になるものの、全くどうこう言うレベルじゃない。DSの液晶よりもさらに綺麗ですねー。その液晶の綺麗さが、画面の小ささを気にさせません。何よりゲーム機がここまで小さくコンパクトになっちゃってる所に興奮します。

 任天堂は「ゲームボーイ」というハードに関して次はどういう一手で来るかなぁと興味深々でした。

 次世代機という選択肢もありますが、「ゲームボーイ」というシンプルハードを売ってゆくに当たってこれ以上の性能進化は矛盾を生んでしまいます。かといってこのままゆっくりフェードアウトして行くかというと「据え置き、NDS、GBの3本柱で行く」と任天堂自身が宣言している。

 じゃあ、どうするのかという質問に対する任天堂の答えが今回の「ミクロ」ではないでしょうか。
 おそらくこれでGBAの次世代機は当分ないと思います。なぜなら今回の「ミクロ」で任天堂は「ゲームボーイ」というハードを一度「仕切り直し」したからです。



 ハード自体を極限まで小さくした事でNDSとの差別化をクッキリ明確にし、「ゲームボーイとはメガドラやスーファミレベルのゲームが手のひらサイズで遊べるマシン」という新しい使命・特徴を与え生まれ変わらせたのです。これで「ゲームボーイ」の柱としての役割が相当ハッキリしたと思います。

 今回「アドバンス」という名前を外したのもこんな意味があるからなのかなぁと勝手に考えてます。新しい「ゲームボーイ」だから。任天堂としては今までGBを持ってなかった一般層に「新ハードを売る気持ち」で臨んでいると思います。


 中身をパワーアップするのではなく、製品そのものの役割を変える次世代。
 性能の進化ばかりを追い求めないという任天堂戦略の真価の一端を見ることができそうです。


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