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「いつもそばに」 6月28日(月)


 
「ゲームウォッチ」と引くと実際にゲームウォッチが遊べてしまう(BALL)という神仕様に惹かれてつい「楽引辞典」を買ってしまいました。シンプルだけどつい夢中になっちゃいますわ「BALL」は。こんなオマケにつられて購入してしまう30代・・・見事すぎるくらいに任天堂の罠にハマってます。

 まぁ基本的には「辞書」なので面白くもなんともないんですけど、「パラパラマンガ」作成機能や、パワーアップしたピクトチャット機能など、任天堂らしいフィーチャーが地味に散りばめられています。これで「広辞苑」とか「現代用語の基礎知識」とかが入ってたら面白かったんですが・・・。辞書本編でもっと遊び心を見せて欲しかった気がする。まぁ今後に期待しましょう。


 そして話題の「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」もついに買っちゃいました。
 なんていうか、任天堂がDSで表現したいモノが良くわかるというか、ゲームと言うより「おもちゃ」というか。なんて言ったらいいんだろう、従来の形に全く囚われない新しいゲームソフトの形ですよね。DSを縦に持って遊ぶと言う点がDSの常識にすら囚われていないし。積極的にDSの新しい形を提案して行こうという任天堂、素敵。タッチペンやマイクの使い方も絶妙、というか凄く自然に使ってる。これがDSなんだなぁ。

 さらに、ゲーム叩きの定番となった「脳」関係の問題に、非常にさわやかに反抗している所がまたニクい。
 「ゲーム脳」論に対する業界の薄い反応にちょっとイライラしていましたが、任天堂が非常に正攻法な形で対抗してくれています。「脳」という単語を強調したタイトルロゴデザインには皮肉を感じるほど。ゲームで脳を活性化する・・・某教授の反論に期待です。


 任天堂はNDSに一過性の遊びではなく「毎日触ってもらう」工夫を盛り込むことで従来のハードとの違いを出そうとしているようです。この「DSトレーニング」も、トレーニングした日はカレンダーに「済」マークが付けられ、日付ごとの棒グラフで自分の脳の成長がわかります。100%毎日とは行かなくても、チョコチョコ触りたくなるってもんです。

 この「DSトレーニング」や「Nintendogs」など、毎日DSを触らせようという工夫を鼻に付くくらい堂々と盛り込んでくる任天堂。これくらい「狙っている」と逆に気持ちいいくらい。
 ゲーム離れが進み、マニア層が中心になってしまった「ゲームで遊ぶ」という行為を、もっと普通の人の毎日の日課にしてもらおう、ゲーム(マシン)と人々の距離をグングン縮めようという想いをヒシヒシと感じます。そんな任天堂の努力は、NDSやこれらのソフトの売り上げに現れています。

 任天堂による「ゲーム」という娯楽の本当の意味での復興は、着実に進んでいるようです。



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