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「次世代機、何に映す?」 5月21日(土)

 
 
空前の次世代マシン発表ラッシュに沸いたE3。正直ここまで興奮するとは思わなかったですよ。
 次世代機なんて絵が綺麗になるだけでしょ?なんて思ってたんですけど、やはりゲーマー。桁違いの性能を見せるPS3や、日本向けにビッグタイトルを揃えようと頑張っているXBOX360、ファミコンからGCまでの全ての任天堂ゲームが遊べるレボリューションなどもうワクワクが止まらない感じ。いままでのマシンでは実現不可能だった新世代の遊びをこの期に及んで期待しております。


 さて、HEDは割とゲームの画質にはこだわるというかできる限り綺麗な画面で遊びたくて環境を揃えちゃうタイプなんですけど、今回の次世代マシンたちにはどう立ち向かったらいいのでしょうか。
 
 HDTVの普及の一助になりたいと考えているXBOX360。全てのゲームがD4/720pに対応。さらにPS3はその先を行くD5/1080p!って、対応しているテレビがないヨ!HDMI端子も完備という、画質マニアには垂涎の仕様となっています。
 
 今まではとりあえずRGB至上主義というか、とにかくパソコンのモニターに映すことばかりを考えていました。X68kで使っていた21型15Khz、31Khzマルチスキャンモニター最高!と10年以上ゲーム用に使い続けています。
 
 でも時代は変わったんですねぇ。ゲームマシンの進化はテレビの表示能力が足を引っ張る、現状のテレビ(SD)に繋げている限りこれいくら表現力が上がっても意味がないと言われていましたが、HDTVの登場でその辺の足かせが取っ払われちゃいましたよ。
 次世代機(箱360とPS3)は、マシン自体の表現力とそれを表示するHD解像度や16:9の(それなりに)大きな画面全てひっくるめて「新世代のゲーム」なわけですね。新しい時代へ突入した記念すべき第一歩です。
 
 現状でHEDの部屋には17インチPCモニタ(PC&ドリキャス用)、21インチPCモニタ(PS2&XBOX&NGC用)、21インチテレビデオの3つのブラウン管がひしめいているのですが、そろそろすっきりしたいと思ってたし、ここはもう次世代マシンに向かい思い切ってHDTVを購入しようと思います。
 
 
 しかし問題なのはどのテレビを買えばいいのか。大きな買い物なのでおいそれと買い替えはできません。できれば5、6年くらいは買い替えないで済ませたい。
 現時点で発表されている次世代機のパフォーマンスをできれば100%発揮できる環境を揃えたいわけです。ただそうなるとやはりPS3の1080p、これがまず不可能。D5端子を装備しているテレビは現時点では存在しないし、現状の放送業界事情を鑑みてもすぐに出てくるとは到底思えません。
 
 ただし、この1080pモード、PS3の性能から考えても相当ギリギリだそうで、おそらく「そこまで一応できることはできるよ」というパフォーマンスだと考えられているようです。1080pが映せるテレビだって当分出ないだろうし。あくまでポテンシャルの提示であり、主流はやはりXBOX360と同じく720pになるんじゃないかと。
 
 そう考えれば単純にD4端子つきのものを買えばいいか、というとそうでもない。PS3にはHDMI端子が付いているんですよねー。ブルーレイを採用している時点で必要不可欠な端子ではありますが、これを活かさない手はない。PS3→HDMI、XBOX360→D4と繋げるのが一番最良かなと思います。
 
 しかしそこで問題が。

 テレビの種類としては現状で「ブラウン管」、「液晶」、「プラズマ」があるわけですが、ゲームをするのに最良なのは「ブラウン管」、これ定説です。場所はとるけど「残像」や「焼きつき」の問題が無く、くっきり綺麗な映像が出るのはやはり「ブラウン管」をおいて他はないでしょう。HEDもPCのモニタは意地でもブラウン管を使い続けています。
 
 しかし、現状国内のブラウン管テレビにはHDMI端子が付いているものがないんですよねー(涙)。
 この問題は何気にデカくないですか?今後ブルーレイ(とHDDVDの統一規格?)が主流になれば、HDMI端子はまさに必要不可欠なわけで、それが一番表現力の高いブラウン管に搭載されないというのは一体どういう了見なのでしょうか。
 ちなみに海外ではブラウン管HDTVにも普通に付いてます。日本と同じ製品でも海外版には付いてるようです。日本だけですブラウン管を駆逐しようとしているのは。液晶やプラズマを普及させたい戦略なんでしょうか。困ったもんだ。場所をとるブラウン管は狭い日本には合わんという事で、好事家だけが愛する過去の技術となってしまうのでしょうか。
 
 ブラウン管のような明るくてコントラストの高い画面を平面ディスプレイに表示する次世代テレビの急先鋒「SED方式」。ブラウン管に代わる新技術ですが、実際はコレが一番いいということになるんでしょうね。ただし、これはあくまで「これから」の技術。年末あたりから50インチクラスのものが出始めてくるみたいですが、30インチクラスのものが出てくるのはきっとまだまだ先の話。価格も高そうなのですぐには身近に置けないようです。残念。
 
 
 先日発売になったパナソニックの液晶HDTV「LX500」は、新方式の液晶技術を採用し残像50%減、広視野角、コントラストの緻密さも飛躍的に向上という液晶の弱点に真っ向から取り組んだ画期的な製品です。D4やHDMIももちろん完備だし、もうこれにしようかしら。液晶の解像度こそいわゆる「フルハイビジョン」ではないですが、そんなの必要になってくるのはきっとPS4とかが出始める頃だと思うし、その頃はきっとSED方式の大型フルハイビジョンTVを買うと思うんで。現状では部屋も広いわけじゃないし、元々大型のブラウン管はキツイってのもあるんですよね。
 たった今買うのなら、そして5〜6年使うなら、現状はこのパナソニックの「LX500」がいいのかなと思います。SEDまでの繋ぎとして。あくまで個人的な見解ですけど。

 で、実際にお店でこの「LX500」を見てきたんですけど、こりゃ凄い。他の液晶テレビと比べても綺麗さが際立っています。やっぱこれはコントラストなんでしょうねぇ、濃い色が「深い」。
 残像については正直ほとんど感じないですねぇ。テレビ映像だとあまり気にならないかもしれない。こればかりは実際ゲームをつないでみてどう映るかを見てみないとなんとも言えませんね。
 
 
 上でも書きましたが、新世代マシンはマシン単体ではなく「HD環境で遊ぶ」ことも含めて新世代なのかなと思うので、ここは波に乗ってみようかと思います。まぁ正直なところ職業柄そろそろHDTVを導入しなくちゃいけない状況だったので、ちょうどいいタイミングだったんですけど。

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