remove
powerd by nog twitter


「インベーダーの逆襲」 5月16日(月)

 この間「トイザらス」に行ったら、「トイザらスオリジナルGBASP パールグリーン」の実物を初めて目撃。元々欲しいなぁと思ってましたが、実物を見て感動〜!うーん、やはりエメラルドグリーン系は綺麗ダナ〜。国内では個人的に一番綺麗なSPだと思います。個人的な趣味ですけど。思わずオンラインで購入してしまいました。。。早く来ないかな。
 これで今使っている「フレイムレッド」は2軍落ちかな?こちらも綺麗なんですが、何分自己主張が強い色なので少し落ち着きがないような気がします。皆さんのお気に入りの色は何色ですか?


 さてさて、うちの携帯ゲーム機使用率は70%GBAで残りの30%はNDSと、PSPの出番が全くと言っていいほどなかったわけです。しかししかし、そんなPSPに救世主が!この間ようやく発売された「スペースインベーダー ポケット」、これがイイ!
 未だにあらゆる機種で発売され続ける「インベーダー」ですが、皆さん「またインベーダーかよ、もういらねぇって」と思っているわけで、なぜタイトーがそこまでインベーダーを出し続けるのかがイマイチ理解できないんですが僕らが想像もつかないような売り上げを実現してるんでしょうか。
 そんなネガティブイメージ溢れる「ゲーム界の大御所」ですが、今回の「ポケット」は違う!
 いつものように我が物顔で収録されている「スペースインベーダー(白黒)」、「カラー」、「セロファン」、「アップライト」、「パート2」。従来ならこれだけで「さぁどうだ凄いだろ!」みたいな感じで出してくるのですが、今回はさらに「リターン オブ ザ インベーダー(85年)」、「マジェスティック・トゥエルブ(90年)」、「あっかんべぇだぁ〜(95年)」の初移植3本が収録!


 ガンガン連射してインベーダーを破壊しまくれるのが楽しい「リターン オブ ザ インベーダー」、90年代タイトーゲー独特のグラフィックデザインが存分に楽しめる「マジェスティックトゥエルブ」、タイトー界の「パロディウス」的作品「あっかんべぇだ〜」、どれも思わず夢中になって遊んでしまうゲームバランス。残像も思ったより抑えられていてあまり気にならないし、何よりシンプルで気楽に遊べるのがイイ。この80年代中期から90年代初頭までのいわゆる「アーケードビデオゲーム全盛期」の作品達、そのシンプルでライトな面白さが携帯ゲーム機に全くマッチしております。

 どの作品もいわゆる「縦画面ゲーム」ですが、スコアや残機などを脇に置いて遜色なく遊べます。さらにRボタンを押しながらLボタンを押せばアーケードと同じ解像度の縦画面に!PSPを縦に持って遊べばAC版そのままの画面比率で遊べます。ちょっと持ちにくいけど、結構慣れると遊べる。ただ縦画面にすると「あっかんべぇだぁ〜」だけ序盤で若干処理落ちが見られます。これは残念。
 

 もちろん不満点もあります。
 ってか「ロードが長い」、この一点に尽きるわけです。
 それぞれのゲームに入ってしまえば当然ロードなしで快適に遊べるんですけど、一個一個のゲームに入るまでが長い。PSPだから仕方ないとは思いますけど、やっぱりこれは残念ですね・・・。

 あと、HEDは「あっかんべぇだぁ〜」以外の2作はオリジナルをほとんどやっていなかったのでイマイチわかりませんが、「あっかんべぇだぁ〜」に関してはサラっとやってAC版と違うなぁと思ったところがいくつかあります。箇条書きしてみると・・・

 ・二人同時プレイがないので自機選択画面のレイアウトが少し違う(2コンキャラは使用可能)。
 ・敵の爆発パターンが一種しかない。
 ・ボスの爆発音がしない。
 ・敵の配置位置が背景に対して若干広い。
 ・UFOの出現位置が若干違う。
 ・敵の初期配置が違うステージがある
 ・AC版の効果音は常に初代インベーダーのものが鳴るが、PSP版は鳴らない。
 ・ラウンド1のボスの動きに変な部分がある。
 ・アドバタイズデモがない(キャラ紹介のみ)。

 HEDはAC版、PSP版共にラウンド3(ステージ15)くらいしか行けないくらいの腕前なのであくまで序盤で気づいた点、という事ですが・・・パッと遊んで感じる違和感です。もっとやりこめば色々あるかもしれません。
 ゲームが面白いだけにAC版との違いは残念至極。「PSPだから」仕方ない部分もあったのでしょうか。まぁ普通にゲームをする分にはあまり気にならないと言えば気にならないし、今回は「資料的価値」というよりも「ライトに遊べること」に価値があるのでまぁいいとしましょう。ただし、「タイトーメモリーズ」では重箱の隅をつつくような精密な移植を願いたいです。


 「ナムコミュージアム」の時も思いましたが、70年代後半から80年代初頭くらいの作品だと確かに「収録されること」自体に意義はあるのですが、最初「へぇー」と思って後はあまり遊ばない、みたいな事態になるわけです。なので「遊べる」時代のゲームも複数同時に収録されていると、古い作品の収録も「豪華なオマケ」として単純に喜ばしい。その辺最近タイトーはいい判断してます。「タイトーメモリーズ」だって「アルペンスキー」や「ルナーレスキュー」のようなのばっかり収録されてたら「ゲームとして」はすぐに飽きる。単なるコレクションアイテムになってしまいます(それでも価値はありますが)。「ダライアス外伝」や「メタルブラック」、「エレベーターアクションリターンズ」などが入ってるからこそ「遊びまくれるオムニバス」になっているんですよね。


戻ろうね