「偉大なるDB伝説」 2月26日(土)
先日は「職人技」としてGBAの「約束の地リヴィエラ」を取り上げましたが、もう一つ!とんでもない職人技を感じたゲームがありましたのでご報告。PS2「ドラゴンボールZ3」。こりゃスゴイですよ。HEDのようにドラゴンボールを最初から最後までリアルタイムでずーっと楽しませてもらって、今でも原作を何べんも読み返しているファンには、店頭デモを見ただけで速攻購入しちゃうほどのパワーあり!何がスゴイって、思うに初めてドラゴンボール(原作)の戦闘を完全映像化する事に成功したんじゃないかなぁと。3DCGという表現手法を手に入れたことによりイキイキとかっこ良く動くDBキャラに感動。アニメ版の10倍はクォリティの高い戦闘シーンが自分たちの手で楽しめちゃう!これ多分基にしたのはアニメより原作だと思います。原作の1コマ1コマを忠実に映像化したらどうなるか、きっとそこをかなり研究して作ったんじゃないでしょうか。原作を読んでいて脳内で繰り広げられていた戦いが10年の時を経てなめらかな動画として目の前で展開される興奮!アニメ版は納得行かない部分が多かった(声優選びは神でしたね)原作至上主義のHEDも感涙です。
もうモデリングとかモーションとかカット割りとか神がかりのレベルですよ・・・。かなりこだわりとセンスのある人たちの仕業だと思います。同じくPS2の「ナルティメットヒーロー」シリーズも同じようなセンスでめっちゃカッコよかった!何しろ漫画の格闘シーンを動画にするセンスがスバ抜けていると思います。スタッフかぶってるのかなぁ。
悟空とべジータ、運命の初対戦!あの「構え」も忠実再現!
ピッコロ対17号。「きさまにはもう逃げ道がなくなったぞ!!くたばれ!」これは原作31巻ですね。
HEDは人造人間17号、18号好きです。色んな意味で鳥山明っぽい。
映像的には前作の「2」でほぼ完成をみていたんですけどね。今回見た目は「2」とそれほど変わっていなかったので正直「安くなってから買おうかな」と思ってたのですが、「2」で不満だった演出関係がかなり改善されているし、なにより肝心の「対戦」がかなり楽しくなってます。
前作ではせっかくの派手派手な大技も出すの自体が難しくて(しかも入らない)かなり萎え萎えでしたが、今回はえ大技はドラゴンラッシュ(カッコイイ演出のいわゆるジャンケン勝負)に最後まで打ち勝てば出せるし、究極技もボタン4つ同時押し(1つにも設定できます)で出せちゃう。大味といえば大味かもしれませんが、「ドラゴンボール」でチマチマ技の入れあいとかしたくないし、ガーッと出してバシーッと決められちゃう方が気持ちいい。いい判断だと思います制作陣。
「これが超べジータのビックバン・アタックだーっ!」そして地球規模の爆発。もうむちゃくちゃ。そこがいい。
あと、技の掛け合いで「連打勝負」がなくなったのも大きい。連打勝負だと結局連射が速い人が勝ちだし。テクじゃなくて身体能力だし。「DBZ」と同レベルのグラフィックや演出のカッコよさを誇る「ナルティメットヒーロー」は「2」になって逆に「連打勝負」を導入してしまい、個人的にめっちゃゲンナリしてしまいました。カッコイイのに!
相互リンクしていただいているTETSUYAさんのサイトでも書かれているとおり、ファミコンの第1作「神龍の謎」が発売されてから実に19年の年月が経っているんですね・・・。ゲームマシンの性能の進化とともに一つの漫画がゲーム化され続けている事実。そして未だに50万本を超える売り上げを誇る事実。「孫悟空」という名前を完全に「西遊記」のイメージから乖離させてしまった化け物漫画。つくづく「ドラゴンボール」は国民的アクション活劇なんだなぁと実感します。
最後に次回作への希望。
「ドラゴンラッシュ」のパターンを大幅に増加!究極技全員装備!もうそれだけで充分だよ・・・。あと、どうせGTキャラいるならパンちゃん使いたかったなぁ・・・。
パンちゃんの出番はここだけですか・・・。
戻ろうね