「夢のFactry」 2月12日(土)
GBAの「神宮寺三郎 白い影の少女」をクリアしました!ってか、大詰めでホロッと泣かされてしまいました・・・。久々の本格アドベンチャーでゲームも面白かったし、かなり満足。やっぱり携帯マシンにアドベンチャーは合ってる。小説を読む感覚でライトに没頭できるので。
しかしこんな小さなゲームに夢中にさせられたり泣かされたり。GBAレベルのマシンでも充分なエンターティメントが表現できるじゃないまだまだ。つくづく「ゲームは性能じゃないなぁ」と思いました。ただ、「もうちょっとグラフィックが綺麗ならなぁ」とか「音がもうちょっと良かったらなぁ(ボイス化とかそういう方向じゃなく)」とかは確かに思う節もあります。ホント、GBAって惜しいマシンなんだよなぁ・・・。あともうちょっと解像度が細かくて、色が出て、音がいいだけで最高のマシンになると思うんですけど。逆にそれ以上の性能はいらない。うーん、惜しい。
さて、先日カスタムファクトリーで予約を受け付けていた「カラオケレボリューション BEMANIシリーズセレクション」が発売中止になるという話題がありました。
カスタムファクトリーと言えば、ユーザーが夢見るあんなモノやこんなモノが実際に商品化されてしまう!という夢のようなシステムのネットショップ。以下公式サイトより概要。
ユーザーが望むモノを、特別に商品化するための、コナミスタイルが主催するユーザー参加型バーチャルFactryプロジェクトです。
ユーザーの皆様のニーズやご意見をネット上で募り、通常では商品化できないモノの商品企画をコナミスタイルで提案させて頂きます。
最低生産数量以上の注文数が集まれば、実際に製作して発売します。
と、いうまさに夢のFactryなわけです。
HEDが初めてお世話になったのは「ポップンミュージック アーケードスタイルコントローラー」でしたが、まぁ、なんというか出来は100%満足とは言えませんでしたが、充分夢を見させてもらいました。
カスタムファクトリーは昨年家庭用(PS2)版「beatmania IIDX 7th style」を商品化し、ユーザーからの希望がメーカーを動かすという偉業を成し遂げました(ソフトの発売という意味で)。基本的に「アイテム」中心で商品化していたのを、「ゲームソフトでも可」という前例を作ったわけですね。
そんな中で「カラオケレボ ビーマニ版」の発売(商品化)中止。正確には商品化実現がかなわなかったということですね。HEDは別にこの商品を望んでいたわけではないですが、希望者には逆に「厳しい現実」を突きつけられた結果になったわけです。
ゲームと言うのは嗜好性の強い娯楽です。
ゲームと言うメディアそのものが嗜好性の強いメディアである上に、そのソフトウェアは星の数ほど発売され続けるまさに嗜好品の極地。性能が飛躍的に上がり、一つのソフトを作るのにも莫大な費用がかかる現在においては、その嗜好性ゆえにメーカーもユーザーも煮え切らない思いをしているのではないかと思うわけです。嗜好性に合わせたユーザーサービスをすればするほど商売的には厳しくなるという悪循環。この点が長年ゲームに親しんできた「ゲーマー」にとって一種の閉塞感を感じる原因の一つではないかなぁと思います。
つまり簡単に言えば「俺たちが望むものは商売的に厳しいので実現しない」という寂しさ。
そんな寂しい現実の、一縷の望みがカスタムファクトリーのような「ユーザー参加型商品化プロジェクト」つまり「受注生産」の考え方です(復刊ドットコムで「BEEP」が復刻されたのも記憶に新しいですね)。
別に不特定多数に向けて商品を作れとは言いません。欲しい人がいて、会社が損をしなければいいわけですから、他のメーカーもドンドンこの方式に挑戦して欲しいものです。SEGA−AGESなんて欲しい人にだけ作るようにすればもっと凝れると思うんですけどね。
色々難しいのはわかります。でもゲーム業界を支えているのはやっぱり「ファン」だし、そういう性質のメディアなんだから、メーカーとしても商売的にトントンか少し利益になる程度なら積極的に我々を喜ばせて欲しいものですね。
ゲーム業界でこの方式を取ってるのは「カスタムファクトリー」くらいなものなので、もっともっと盛り上がって他のメーカーにも喚起を呼びかけて欲しいです。常連を大切にしない商売は先がありませんよ。
カスタムファクトリー http://www.konamistyle.com/customfactory/index.html
復刊ドットコム http://www.fukkan.com/
とりあえずHEDがカスタムファクトリーに望むのは「ポップンミュージック1〜4」、「5、6」のPS2版パック発売と、「パロディウス3部作」のPS2完全移植版!この3本が発売されたら死ぬほど嬉しい。
戻ろうね