「もどかしい新世代」 11月19日(土)
先日、仕事で幕張メッセで開催された「InterBEE 2005国際放送機器展」に行ってきました。簡単に言えば映像制作・放送機器のゲームショウみたいなもんです(乱暴な表現)。こういうショーは無性にテンションがあがりますな。
ちょっと写真が暗いですが、「InterBEE」です。
で、やはり映像制作・放送業界は右を向いても左を向いてもHD、HDなわけで。
今回のショーもHDがらみの機器てんこ盛り。もはやSDははるか過去の技術のような扱い。
自分とこも新事業計画の上で絶対外して考えられないファクターです。
放送機器でもソニーは強い。でも相変わらず独自規格路線が嫌われてます。
さて、ゲームも今年ついにハイデフ時代に突入!
皆さんご存知の通り、12月10日発売のXBOX360で、全てのゲームがHD対応(1080i、720p)、それに見合う表現力も持ち合わせ、放送業界とは別の角度からHDTVの普及に向けていよいよ発進です。
テレビ放送開始以来の「テレビ受像機」の技術転換点。技術的なインパクトという点で頭打ちの感があった「ゲーム」には願ってもないビッグチャンスなわけです。
そんな中、次世代機の急先鋒の役割を担ったマイクロソフトのXBOX360ですが、発売まで1ヶ月を切った今、若干パンチの弱さが露呈してきています。
何しろプロモーションが弱すぎ。広報の人達って一体何やってるんでしょうか。どこかに監禁されてるんでしょうか。
ただでさえ現行機のXBOXでマイナスの印象を植え付けているのに、なぜそれを取っ払うような気持ちのいいプロモーションができないのか、やろうとしないのか。
一般人の目で見えるXBOX360って?
全然見かけないTVCM。ようやく観たと思えば印象に残らない意味不明なイメージCM。
PSPやNDSのCMはあれだけガンガン流してるのに・・・。今日放送されていたK−1でも、リングサイドのマイクロソフト広告は「XBOX360」ではなく「WindowsXP」でした。おいおい。
一般の人は眼中にないのでしょうか。ゲーム好きだけに買って欲しい。それならそれもアリだと思います。でもそれにしたって「?」。現行機の作品がD4で楽しめる互換も、北米では約200タイトル、ヨーロッパで150タイトル・・・日本で12タイトルってどういうこと?これから増えるとはいえ、ファーストインパクトを大切にして欲しい。あまりにも日本をないがしろにしてませんか。あれだけ「日本で頑張る」と言っておきながら、この状況は一体・・・。
もっとがむしゃらになって欲しい。初めてHDを軸に新しい遊びを提供する新世代マシンなんだから、しつこいくらいにPRすべき。ってか、普通に売りたければもっとPRするでしょ。金のない会社じゃないんだから。
HED自身は本当に楽しみなんですXBOX360。
売れて欲しい、ガンガン売れて、国内メーカーの作品も充実して欲しい。
だからこそもどかしい。ホント頼みますよマイクロソフト。
まぁ希望を言い出したらキリがないんですけどね。「PSU」や「TFLO」を早期にぶつけて来るくらいの気概が欲しい。頑張ってXBOX360!!
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