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「携帯マシン3傑」 1月15日(土)

 あまりの売ってなさ加減にいい加減発売自体がソニージョークかと思い始めていたPSP。ついに売ってるのを発見!うちの地域ではかなりのレアケースなので、速攻銀行行って資金調達、ようやくの入手となりました!パチパチ。正直ここまで手に入らないとはお釈迦様でも思わなかったわけで、入手できたこと自体に言いようのない嬉しさを感じましたがそれが既にソニーの術中でしょうか。
 
 で、お待ちかねのPSPですが、これは本当にサプライズ!
 まず、マシン自体のデザイン、質感が超カッチョエー。さらに16:9の大きな液晶画面、これがため息が出るほどの美しさ。決して誇張ナシ、素直に感動です。
 同時購入した「リッジ」で遊んでますが、恐ろしいほどグラフィックが綺麗!古くはゲームボーイから、ゲームギア、ネオジオポケット、ゲームボーイアドバンスと携帯マシンを愛用してきましたが、これはもうなんていうか次元が違いすぎ。ピッコロ大魔王と戦う前の少年悟空と完全体セルくらいの差があります。
 

 HEDが携帯マシンを愛する理由に「画質」があります。据え置き機にしてもRGB以外は使わないくらい「シャープな画質フェチ」なので、高度な専用モニターを装備した最近の携帯マシンにはもうそれだけで萌えてしまうのですが、PSPはそんな画質フェチが泡を吹くほどのクオリティです。NDSのように視野角が狭いなんて事もなく、あの大きな画面のスミズミまで高解像度の美しい画面がこれでもかというくらい綺麗に表示されます。画質がVGA並に綺麗なので、そんじょそこらのPS2作品よりも断然グラフィックが綺麗に見えます。もうそれだけで存在価値高いですよ。
 

 画質や音質に関しては、NDSの時の「タッチしてゲームが進む不思議な感覚」と同等かそれ以上の衝撃を受けることは間違いないと思います。「PS2があればPSPなんていらねージャン」という風潮の中でもソニーが胸を張って世に送り出す理由がわかりました・・・これはモノとして魅力的だわ。ハイクオリティな超美麗ゲームが手の中に納まっちゃう感覚、これは確かに新風になりえそう。
 
 
 今回ハードと同時に買ったのは「リッジレーサーズ」と「ルミネス」。これどっちもちゃんと面白い!

 「リッジ」に関しては問答無用の美麗グラフィックでPSPの性能を知るデモソフトとしては至高の出来ではないかと。過去最高のコース数収録で、ちょっとしたドライブコースが手の中に収まっちゃってる感覚は単純にスゲエし、ゲームとしてもドリフトバリバリの「ありえねー」爽快感がキチンと追求されていて短時間でスカッとするには最適。これをロンチに持ってくるナムコはやっぱり「わかってる」。
 
 「ルミネス」は音と映像が美しいパズルゲームで、「Rez」のセンスと「テトリス」の面白さがうまくミックスされたなかなかの作品。同色のブロックを4つ正方形に組んだだけでは消せず、一定間隔を持って消えてゆくというアイディアが絶妙。始めは「面白いんだろうか・・・」と正直思いましたが、慣れてくるとガンガンブロックを消せるし、そのたびに美しい音と映像が奏でられるので単純に爽快です。これも短時間で遊ぶには持って来いです。

 任天堂が現在のゲームに危惧を感じたのは現状のゲームデバイスに対する「お客さん離れ」であって「アイディアの枯渇」ではないんですよね。PSPのようなマシンで面白いソフトが出なくなるとは決して言ってない。まだまだ十字キーとボタンで面白い作品は出せるはずだと今回の2作を遊んで思いました。
 

 ロード時間の問題は確かにありますが、PS2ほどと言われるとそれほどでもないよなぁというくらいの感想。もとよりPSPはGBAのような超お手軽携帯マシンとは違って「据え置き機を遊ぶくらいなら寝転がってPSPで遊ぶか」くらいの気持ちで遊んでるので、多少のロード時間はあまり気になりません。


 これでウチにはGBASP、NDS、PSPの携帯マシン3傑が揃ったわけですが、自分だけがそう思うのかもしれないけど、それぞれ同じ「携帯マシン」という体裁ながら役割は全然違うなぁと。
 例えば長い時間に電車に乗る時なんかで遊ぶのはやっぱしGBASPが限界だと思う。感覚的に。
 気軽に、5分や10分でもサッと遊べる感覚でGBASPにかなうハードはないです。そういう意味で一番「携帯ゲーム」らしいハード。
 PSPは家でしかやらない、でも出張先とかには持って行っちゃう。そんな、まさに「持ち運びが簡単にできる据え置き機」みたいな感覚。据え置き機よりも気軽に、寝っころがっても遊べる点で携帯マシンの良さを持ってます。
 NDSは任天堂が言う「机の上に置いておきたいゲーム機」という表現があまりにもウマすぎるのでそれ以上何も言うことがない感じ。据え置きと携帯マシンの中間という感じですね。
 どのマシンも主義主張を持っている感じで、どれも可愛いですw
 
 
 今年のゲーム業界は、NDSとPSPというサプライズの方向性が違ったマシンが揃ったことで未だかつてない程面白いスタートを切りました。この2つのマシンは競わせる必要はなく、「ゲームという遊びの進化が2つに分かれた」まるで別の面白さを持ったものとして、どちらも売れて欲しいと思います。

 どちらのハードにもそれぞれの特性を生かした面白い作品が登場すれば、単純にゲームの楽しさの幅が広がる。そんな形で「NDSとPSPどっちも持ってるよ」というのがスタンダードになればいいなぁと思っています。



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