「温度差」 1月9日(日)
昨日「アウトラン2SP」を初プレイしました!初プレイでクリアできてしまうフレンドリーな難易度に関心しつつ、美しさを増したコースグラフィックに陶酔してしまいました。前作よりも遊び心に溢れるグラフィックデザインが往年の「セガっぽさ」を醸し出していて楽しかったです!是非ともXBOX版をお願いしたいです。あと、この調子で「スペハリ」の正統続編作ってもらえないですかねぇ。Chihiro→XBOXの黄金パターンで。ホントお願いしますヨ。
さて、PSPの「ナムコミュージアム」、待望のラインナップが発表されたわけですが、近年稀に見るガッカリ感を味あわせていただきました。ナムコグッジョブ!「リッジ」や「もじぴったん」の気合の入れようを考えて、まさかこんなオチが待っていようとは。
「パックマン」、「パックマン(アレンジ)」、「ミズ・パックマン」、「ギャラガ」、「ギャラガ(アレンジ)」、「ギャラクシアン」、「ディグダグ」、「ディグダグ(アレンジ)」、「ラリーX」、「ニューラリーX」、「ニューラリーX(アレンジ)」。
うわぁ、一体どういうリサーチでこんなラインナップになってしまったんでしょうか・・・。むしろファンが一番恐れていたラインナップ!実質5本であり、タイトルにナンバリングがされていない所から、現状では続編も考えられていない模様。この豪快な裏切りっぷりはスゴイよナムコ!しかも「ニューラリーX」は「リッジ」で遊べるし開発者数日で作っちゃったって言ってなかったっけ!?
かつてサターン一本槍だったHEDにプレステ本体購入を決意させた「ナムコミュージアム」の神々しいまでの威厳はいずこ・・・。あまりにも見飽きたラインナップにゲンナリ。「源平」は!?「ワルキューレ」は!?「ドラスピ」は!?
確かに値段で考えたら相応なんでしょうけどね(3800円)。普通に考えたらアレンジなんていらないからせめて「ゼビウス」、「ドルアーガ」、「ドラゴンバスター」、「マッピー」くらいは入れて欲しいと思うでしょ。さらに移植されていない「スーパーパックマン」とか「ホッピングマッピー」とか入れてくれてもバチは当たらないヨ。なんでこんなGBAや海外のXBOX、GCなどで発売されたやる気なしラインナップなんだ・・・。ってかいまさら誰が「ミズ・パックマン」を望んでいるのかナムコの制作者の方に納得の行く説明をしていただきたいのですが。システムIやIIのナムコ名作ゲームがPSPでガンガン遊べるという夢を新年早々打ち砕かれました。うぅ。
で、失意の中考えたんですけど、もしかして我々のようなゲームファンと一般の方々の訴求の形って相当ズレがあるんでしょうか。何年か前に「ビックリマン 悪魔vs天使」チョコ(シール)の復刻版が発売された時、これは何弾かに渡って発売されたんですが、全ての弾に「スーパーゼウス」や「シャーマンカーン」、「ヘッドロココ」などの定番キャラがラインナップされていたんですよね。当然ファンは不満を持ってました。なぜなら、約1400種類もあるこのシリーズで復刻の枠が限定されている中でなぜ同じキャラを何回もラインナップするのかと。しかももはや本物さえ手に入りやすい超定番の「スーパーゼウス」、「シャーマンカーン」・・・。そんなの入れるなら後半弾の貴重なキャラを復刻しろと。
至極当然の意見ですが、ロッテ側の話では「ゼウスなどの定番キャラを入れておかないと一般の人への訴求効果がない」という事でした。後半弾の、ファンしか喜ばないようなキャラばっかり入れても一般には見向きもされないというわけですね。
ファンしか買わないよ、と思う商品でもメーカーは意外と一般層を大切にしている、というかファンによる売り上げなんて全体から見れば大したことないのかもという厳しい現実を突きつけられた事件でした。
ひょっとしてゲームでも同じなのかも。僕らファンと一般の求めるものってのは意外と温度差があって、メーカーとしては黙ってても買う僕らファンのことよりも一般向けに合わせたチューンナップをするわけです。あぁ、もうなんだかスネたい気分。なるほどPS2の悪夢「セガエイジス2500」も3Dになっちゃう「メタルスラッグ」もメーカーにとってみれば全く正攻法の戦略なのかもしれません。
って、いくらなんでもそれはない。
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