「ありえねー。」 1月 6日(木)
明けましておめでとうございます!いよいよ始まりました2005年。ついこの間2000年問題だ21世紀だ言ってたような気がするんですけどね。早いもんです。
今年はこの「ABSYMBEL」も何かしらの動きを見せないといけないかなぁと思います。現状では皆さんご存知の通りメインの移植モノ記事が全然進んでいない状況。移植モノに関しては検証の時間がなかったり、自分とこより遥かに詳しいサイトさんもたくさんあったりで(それでも移植ゲーの専門サイトって少ないと思いますが)、存在価値自体から少し見直さないといけないかなーなんて思ってます。かと言ってやめる気は全然なくて、どうしたらプラスに持って行けるかなーと考えている所なので、皆さんにはこれからも宜しくお願いしたいです。
そしてこの「らくがき帳」も一周年を迎えました。コーナー名を変えようとも思いましたが、正直思いつかなかったのでこのままで。何か思いついたら突然変えるかもしれません。これからはさらに自由に、でも書きっぱなしにはしない内容で頑張りたいと思います。
それでは2005年一発目、行ってみましょう!
今年の正月はバカ映画「カンフーハッスル」元旦公開という、映画のテーマ「ありえねー。」をまさに体現した挑戦で始まりました。前作「少林サッカー」で「現実にはありえないバカバカしさ」を見事表現し大ヒット、そして今回は前作を凌ぐ「超攻撃型エンターティメント」でニッポンのお正月を席捲しております。HEDも前作が大好きだったので、今作を観るのを楽しみにしています。
さてさて、「少林サッカー」の面白さとは「現実にあるものを非現実パワーで無茶苦茶にする楽しさ」だと思いますが、そういう要素ってまさにゲームの楽しさの本質なわけです。ゲームとは、自分自身の操作でありえない非現実パワーを思う存分発揮できる、まさに超攻撃型エンターティメントです。
しかしながら最近のゲームは性能がドンドン進化したからか、「ありえない」よりもむしろ「現実をリアルにトレースする」ゲームが増えているような気がします。もちろん全部がそうなんて言いませんが、なんというか「おとなしい」イメージがある。例えば「グランツーリスモ」ももちろんゲームという遊びの一つの形ですけど、それが2日で100万本売れちゃう状況ってどうなのかなと(4の話ね)。業界全体がもっとゲームの「ありえねー」遊びの部分を押し出して行けば単純に「面白そうだな」というイメージがゲームというメディアにくっついて行きそうな気がするんですけどね。なんかもどかしい。
そんな中で思い出したのが昨年末に発売された「ちゅーかな雀士 てんほ〜牌娘」。これは楽しい!底抜けなバカさ加減と「ありえねー」麻雀。こういうのがゲームの全てだとは決して言いませんけども、こういうゲームならではの「現実にはありえない楽しさ」って大切だと思います。
アニメチックな女の子がババーンと出てくるゲームには正直食指が動かないんですけど、どこかでも書きましたが「サクラ大戦」シリーズとkeyの作品、そして伝説のイカサマ麻雀ゲー「アイドル雀士スーチーパイ」シリーズだけはリスペクトしているHEDですから、今回の「てんほ〜牌娘」はあの「スーチースタッフ&キャストが再び大集結」という触れ込みだけで「買い」だったわけです。懐かしいキャラデザイン、底抜けにバカバカしくて明るい雰囲気、ありねーイカサマっぷり、無性に作りこまれた細部など全てが「スーチーパイ」を引き継いでいて感涙。ゲームとしても当然面白いです。「〜にゃん」とか「〜ポン」とか言う口調は正直どうかと思いますが、「スーチー」が好きだった人は絶対買いです。
こんなシーンは日常茶飯事!さすがはイカサマージャン。
勝利後は体をサワサワして殺生石探し。このシーンはテンポが崩れるので蛇足な感じ。
エッチィ感じで喘いだりしますが、身も心も大人になっちゃった自分には正直興奮もなく残念。
ちなみに特定の場所しか触れません。
ちなみに今回は男も脱ぎます。
鈴音さまカワイイ!でも強い!
いつか「スーチー」キャラと「牌娘」キャラのイカサマ麻雀対決を遊んでみたいなぁ〜。
全体的に丁寧に作られていて良く出来ていますがセーブ周りが少しわかりにくいのが難点でしょうか。
このゲームは発売が(株)ジェネックス、販売が(株)サイバーフロントでジャレコは絡んでいないようです。
ファンが多く、質も良かったゲームの遺伝子がこういう形で再び世に現れるというのは喜ばしいですね。制作者が変わって質が落ちてもしつこく続編が制作される不遇の作品「メタルスラッグ」とはまるで逆の展開です。かつて「メタスラ」を制作した皆さんも是非再集結して、そのテイストを存分に発揮した新作を出して欲しいと思いますが、無理な話なんでしょうか。
戻ろうね